差し戻し(さしもどし)とは、「差し戻す」という動詞の連用形、名詞形である。差し出した物が戻されること。
特に以下の意味などで使われる。
- 提出した書類がそっくり戻ってくること。
- 一度通りかけた提案が却下されなかった事になること。
- ある物事をその前の状態に戻す事。
- 裁判において、上級審が判決を破棄し、再審理のために事件を原裁判所に送り返す事。
- wiki系のサイトにおいて、行われた編集を取り消して、編集が行われる直前の状態に戻す事。
- マジック:ザ・ギャザリングに存在するカードの1種。(1)(青)で「手札へのバウンス」とも呼ばれる、極めて用途の広い打ち消し呪文。→差し戻し(MTG)
- 遊戯王OCGの罠カードのひとつ。相手が墓地から手札にカードを加えた際、その加えたカードをデッキへ送る。成金ゴブリンシリーズの1つでもある。
本項では5、特にニコニコ大百科における差し戻しについて記述する。
差し戻し(ニコニコ大百科)
ニコニコ大百科における差し戻し行為とは、「ある記事を何らかの理由で、最新リビジョンからその前にあるリビジョンの状態に戻す行為」のことを言う。
差し戻しが行われるという事は、基本的にはその記事にそぐわない編集がなされた場合である事が多い。ではどういったときに差し戻しが行われるのかと言うと、
- 記事の白紙化など、マイナス方向での記事の大幅な改編がなされた場合。
- 事実と違う、その記事名に合わない記述がされた場合。
- 掲示板にて議論がされている中、自分の判断で特定の記述を行った場合。
- 曖昧さ回避として立てられている記事に、ある特定の物事に関しての記述を行った場合。
- すでに特定の内容の記述がある記事に上書きし、別の記事に作り変えた場合。
などなど、おおよそはこんなところであろうか。
注意しなければならないのは、差し戻しを行うという事は、その前に行われた編集者の編集を無かった事にするという事である。差し戻しをされる編集者も何らかの意図をもってその編集を行っているので、「何故差し戻しを行ったのか」「どこが問題だったのか」を編集コメントにて説明しておくべきである。無言での差し戻しでは編集の意図が伝わらず、無駄な編集合戦の引き金になる危険性がある。また差し戻しを行われた側も、その行為が妥当であったのならばそれを受け入れ、、次の編集へと活かす事が求められる。
もちろん自分勝手な差し戻しを行う事は、それ自体が荒らし行為と見なされる事もあるので注意が必要である。また、差し戻しが正当だったとしても何回も繰り返した場合は、編集停止の対象となりかねないので注意すること。
差し戻しの手順
手作業で以前の状態に復帰させる事も可能であるが、それでは非常に手間がかかり、なにより見落としによる編集ミスの危険性もある。
最も簡単なのは、
- 記事内下部に有る「編集履歴を閲覧」から差し戻すべきリビジョンを探す。
- そのリビジョンの「基に執筆」を開く。
- 開かれた記事に何も手を加えず投稿する(「編集内容についての説明/コメント」に「何故差し戻しを行ったのか」「どこが問題だったのか」を編集コメントにて説明しておく)。
こうする事で手間も編集間違いのリスクも負わずに、簡単に差し戻しを行う事ができる。
関連項目
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