扇風機ぶわさとはひと夏の秘め事であり、やるやるネタのひとつである。
概要
日本の夏の暑さとは、それはもうひどいものである。
湿気と熱気を含み淀んだ大気に包まれ、髪の毛と服は汗を吸って皮膚にへばりつく。RPG的には極度の状態異常にも等しいその状態のまま外を移動した我々は、家に辿り着く頃には息も絶え絶えとなっている。
しかし、自宅とて我らのアヴァロンではないケースがある。そう、「家に誰もいない」場合、帰ってきた瞬間に冷房が効いているはずはない、いやむしろ効いていたら別の意味で背筋が凍りつく。日中の熱気を吸ってけだるい室温は、外よりもなお厳しい現実を我々に突きつけてくるのである。
それ故、我々は帰宅直後に冷房のスイッチを入れる。しかし即座に効くわけではない。ならば扇風機も併用するしかない。しかし、巻き起こった風はあくまで我々が肌を晒している部分しか冷やしてくれはしない。むしろ汗で体にへばりついた衣類の不快さが際立ち、ある意味で苛立ちがつのることさえあるのだ。
ならば、我々はどうするべきか。
…そう、今なら誰も見ていない。この部屋に我らは一人である。もう何も怖くない――
その結果我々が起こす行動、それそのものを「扇風機ぶわさ」と呼称するのである。
もちろん帰宅直後でなくても、「暑苦しい室内でゴロゴロしていた結果」「風呂あがりの熱気に負けて」「とりあえずやりたくなったので」などのシチュエーションで行ったものであっても構わない。
なお、この言葉と記事の発祥はPixiv百科事典であると思われる。
萌え要素
と、「わけがわからないよ」という読者を発生させたであろう上記の説明であるが、この行為は女性が行うことによって非常な萌えシチュエーションとなりうる。
とにかくまずはこの静画を見ていただきたい。
ところで、スカートってああいう形状だから風通しがいいもんだと思ってたんですけど、実際のところはそうでもないって本当ですか。
関連商品
お絵カキコ
関連項目
- 2
- 0pt