无とは、無と同じように使われる字である。無の簡体字でもある。
曖昧さ回避
漢字として
- 意味
- 無い、否定、という意味がある。〔説文解字〕に、无は𣠮の重文として載っており、「奇字の無なり。元に通ずる者なり」とある。𣠮は、亡に従い𣞤(無)声の字で、「亡きなり」とある。
- 字形
- 〔説文〕に「王育の說に、天、西北に屈するを无と爲す」とあり、天の字が曲がったという説を載せる。ほかに亡と同様に、屍体を屈曲したところの象形説がある。
- 音訓
- 音読みはム、訓読みは、ない、なし。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第2水準。
- 部首
- 无は部首无部を作る。无または旡に従う字が属する。
- 参考
- 无の草書体が平仮名のんのもととなった。片仮名のンも无がもととなったという説がある。
- 互換文字
- ⽆はUnicodeにおいて无と互換とされる字で、部首としての无を表す。
- 異体字
- 𣠮は、〔説文〕の本字。
3×3 EYES
主人である三つ目の種族「三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)」に魂を抜き取られることで不死を手に入れた存在。額に浮かぶ「无」の字が特徴。
一人の「三只眼吽迦羅」が作り出せる无は生涯に一人であるが、无は主人が死ぬまで滅することはなく、例え致命傷を受け絶命してもしばらくたてば復活する。
物語は主人公の「藤井八雲」がヒロインの「パイ」によって无にされてしまったことから回り始めることになる。
派生
東方永夜抄のEXボス「藤原妹紅」が使うスペルカードの中に『虚人「ウー」』というものがある。
藤原妹紅も无と同じく不死の存在であり、「3×3 EYES」へのオマージュだと思われる。
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関連項目
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