桐生一馬「なんだと?」とは、
桐生一馬「なに?」であり、
桐生一馬「どういうことだ」とも言え、
桐生一馬「何が言いてぇ」でもある。
概要「なに?」
上記の台詞はセガより発売されているゲーム「龍が如く」シリーズの主人公の一人、「桐生一馬」が発する台詞群である。
主に相手との会話の中、特に敵対する人間と対峙した際にその企みを暴露する時のリアクションとして発せられる台詞であるが、あまりにも頻出するためプレイヤーの間でネタ台詞と化した。特に海外では「ばかみたい」と並んで半ばミームじみた人気があるらしい。日本語に詳しくなくても「Nani?」だけは分かる海外プレイヤーもいるらしい。
一部プレイヤーからは「口喧嘩は弱い」などと言われてしまったりもするが、そもそも桐生一馬は口よりも拳で語る人間であり、敵対する人間はことごとく拳で黙らせてきた。要するに喧嘩で物事を解決できてしまう力があるので口がそんなに上手くなくとも問題ないのである。
そんな桐生の後釜として新たな主人公として登場した男「春日一番」は喧嘩の腕こそ桐生には及ばないものの、機転が利く一面と口の上手さが特徴的というシリーズでも異質な主人公であり、作中でも幾度となく口論で相手を打ち負かすシーンが現れた。もちろん春日も「なんだと?」に類する台詞を言わないわけではないが、桐生とは対照的な主人公といえるだろう。
以下は龍が如くシリーズの開発者インタビュー記事の抜粋であるが、開発者も「なんだと?」がネタ的な人気を持っていることは認識しているようである。またなぜ「なんだと?」が頻出してしまうかというと、会話の中でプレイヤーの目線で立った時に抱くであろう疑問点を相手にぶつける際の言い方として「なに?」「なんだと?」などの言い方を使うから(同じ言葉を使うわけではなく都度言い換えたりなどしている)、だという。意図しているのか不明だが最近のシリーズ作では減ってきているそうだ。
横山昌義氏(以下、横山):
「なんだと?」です。黒田さんが海外に行ったときに、たとえばフランスでファンの人が集まってきて「あのセリフお願いします」といわれて「なんだと?」と喋って帰ってきた、という話があります。「なに?」「なんだと?」がすごく人気らしいです。阪本寛之氏:
あとは天啓のときの「ひらめいた」。日本に来た外国人に密着する日本の番組で海外の龍ファンの方がテレビで語ってましたね。横山:
日本のユーザーの間ではあんまり出ないセリフですね。日本だったら「死にてえ奴だけかかってこい」とかあるじゃないですか。だけど、フランスに行ったらもう、みんな「なんだと?」ばっかり言う。――意味が覚えやすく、一番聞く回数が多いからかもしれないですね。
横山:
実際「なに?」「なんだと?」はかなりの数(笑)最近は少ないですけど、『1』から『5』くらいまで数えたら528個検索に引っかかりました。「なに?」「なんだと?」「どういうことだ」、これが多いですね。というのも、主人公はユーザーと同じ目線に立たないといけないので、聞き返したり、ユーザーと同じ疑問を同じ瞬間に返したりというのを心がけて脚本を書いていると「なに?」にいきつくんですよ。でも同じひとつの話の中で「なに?」が続くと不自然な感じになってしまうので、言い方だけ変える。「それは?」「つまり……」みたいに、変えながらやってるんですけど、500回くらい見ました。
――聞きなじみができると。
横山:
頭の中に残っちゃうんでしょうね。【『龍が如く』開発者インタビュー。「ばかみたい」「なんだと」など海外で『龍が如く』が巻き起こす“妙な日本語”旋風と、それらを意識しないマインドとは
】より一部抜粋・修正
関連動画「どういうことだ?」
関連静画「何が言いてぇ」
関連項目「うるせぇ!」
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