業とは、インドの宗教の用語で、サンスクリットのकर्म, karmanを漢訳したものである。カタカナで音写したのがカルマ。→カルマ
業のその他の意味
人名
漢字として
- 意味
- 版築に使う板、鉦鼓を掛ける飾り板、大きな事業、仕事、生業、学問、財産、カルマ、という意味がある。また隉と通じてあやうい、已と通じてすでにという意味がある。
- 〔説文解字・巻三〕には「大板なり。鐘鼓を飾懸する所以なり。」とある。
- 字形
- 上にギザギザの歯があり下が長い柄になっている道具の象形。これを使って地面を打ち固めた。
- 〔説文〕には「捷業(ショウギョウ、楽器掛け)は鋸齒の如し。白を以って之れを畫く。其の鉏鋙の相ひ承くるに象るなり。丵に從ひ巾に從ふ。巾は版を象る」とある。
- 業を用いて版築によって城壁を造ることから、事業の意味がある。
- 音訓
- 音読みはギョウ(漢音)、ゴウ(呉音)、訓読みは、わざ、なり、いた。名のりに、おき・かず・くに・のぶ・のり・はじめ・ふさ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 業を声符とする漢字には、鄴、㸣、礏などがある。
- 語彙
- 業因・業火・業界・業者・業種・業績・業態・業魔・業務・業力
異体字
関連項目
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