概要
アルコール度数は30%前後で、米を原料に黒麹菌で醗酵させて作られる単式蒸留酒。
酒税法では乙類焼酎に分類されるが、製法的には本土の本格焼酎とは明確に区別されている。与那国島で作られている60%の泡盛はスピリッツ類として販売されている。
米焼酎は米麹・酵母・水で一次仕込みをしたあと米で改めて二次仕込みをするのに対し(二次仕込みをサツマイモで行うと芋焼酎、麦で行うと麦焼酎、黒砂糖で行うと黒糖焼酎となる)、泡盛は一次仕込みのみで終わらせてしまう。また、アワモリコウジカビという種類の黒麹を使うのも特徴である。
3年貯蔵酒が総量の50%を超える場合、古酒(クース)と定義される。
仕込み原料はもちろん沖縄の県産米...ではなく、タイから輸入された長粒米を使う。国産のジャポニカ米は軟質なのに対し、インディカ米は、国産米に比べて硬く、また粒を砕くと黒麹を付着させるための表面積がより大きく得られ、泡盛の醸造に適しているという。今では県産米(飯米用のジャポニカ米を使うところも泡盛用にインディカ米をわざわざ栽培するところもある)にこだわる酒造所も出てきている。
カラカラという泡盛専用の器がある。
ロックや水割りでいただくのがおいしいが、パイナップルジュースやカルピスで割ってもうまい。
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