筑波サーキットとは、茨城県下妻市に存在するレーシングコースである。
2012年10月現在、一般財団法人日本オートスポーツセンターにより運営されている。
概要
昭和41年2月15日に設立され、昭和45年6月22日にコースオープンして以来
全日本格式のレースをはじめ、4輪・2輪を問わず様々なイベントに利用されている。
ベストモータリングや、各種雑誌のテスト・タイムアタック等で頻繁に使用される為
メディアへの露出機会も多い。近年、近隣住民に対する騒音への配慮や、観客のキャパシティの問題、
より高速化・スプリント化の進むトップカテゴリのコースに対する安全性への要求が増した為か
国内主要イベントの開催数こそ減っているものの、首都圏からのアクセスも良好で
アマチュア向けのイベントが多く開催される事も手伝ってか、未だ人気の衰えないサーキットである。
過去に4輪ではJSPC('84)、JTC('85-'93)、JTCC('94)、F3('79-'04)
コースレイアウト
筑波サーキットの顔とも言えるメインコースで、コース全長約2キロ。(レイアウトにより変動)
公式サイト記載の正式名称はコース2000であるが、TC2000と記される場合も多い。
現在は2輪の全日本選手権をはじめ、国内主要レースには当たらない各種4輪のレースや
タイムアタックイベント、アマチュア向けの走行会、ライセンス講習会等が開催される。
4輪と2輪ではコースレイアウトが一部異なり、4輪はダンロップコーナー通過後に
80R(左コーナー)となるのに対し、2輪は右・左と旋回して行くシケインが設けられる。
鈴鹿サーキットや富士スピードウェイと比べると、全長はその半分程しかない物の
うまくまとめられたコースレイアウトと、コーナーに付けられたカント(バンク・傾斜角)によって
タイムを削るにはこの場所独特のテクニックが必要と言われる事もある。
上記2つのコースほどでは無いにせよ、スピード域はそれなりに高く
速い車両では最終コーナー手前で200キロ以上に達する事もある。
筑波サーキット内に併設されているショートコース。全長約1キロ。
こちらもコース2000と同じく、TC1000と記される事が多い。
2001年以前は東コースと呼ばれ、2輪のみ走行可能であったが
現在では4輪・2輪共に利用できるようになっている。
コース名の通り、主にジムカーナのイベントの他、A級ライセンスの講習会等で使用される。
関連動画
関連項目
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