美しきヒューマンライフをめざすは、カネボウ株式会社又はカネボウ化粧品のコーポレートスローガンまたはキャッチコピー。ちなみにスローガンの一部である「めざす」は「目指す」ではなく、めざすが正しい。それにおいて、芸術化産業をめざす(1990年代から1998年8月末)の「めざす」も同様の扱いになっている
概要・CMのサウンドロゴについて
このスローガン発表の発足は1972年1月1日、終止符は2000年12月31日。美しきヒューマンライフをめざすは、英語に訳すと、「ForBeautiful Human Life」で、カネボウ(鐘紡株式会社)が1972年1月から2000年末までのスローガン。この意味の「For Beautiful」は美しさのためでカネボウの第一目標として、続くスローガンの「Human Life」には、カネボウの第二目標となる、人間生活(すなわち、人間がいろいろな生活で暮らす)となり、その造語をふたつ組み合わせた意味にすると、もとは「美しきヒューマンライフのために」という意味で、これを「美しき人間生活のために」という意味にした。
ちなみに英語で書かれている、forbeautifulhumanlifeのキャッチコピーは、f・b・h・lは大文字で、
また、ForとBeautifulとHumanとLifeそれぞれの単語の中部分の3つ(rB、lH、nL)は空白になっている。
CM上では、1971~1989年までは、男性化粧品CMには男性と女性用化粧品CMには、女性の声に分かれ、年代に応じ、2つの声に分けられているが、1992~2000年まで、女性のみのナレーションになっている(下記参照)
また、1990年代後半~2000年までは一部の番組において、テレビCMのサウンドロゴの音声を排除されている。
例外として、旧世代に登場した、ラファイエ(RAPHAIE)のみの30秒CMはサウンドロゴは必ず使うことになっている。
ただ、このサウンドロゴは、カネボウ化粧品のCM(かつてはヘアカラー製品は「ピンポーン」という音声のみ)だけじゃなく、カネボウホームプロダクツ販売、カネボウコスメット等でも、このサウンドロゴが使われていることがある。
また、カネボウフーズ(ベルフーズ)、カネボウ薬品の30秒CMは一本もないものの、このサウンドロゴは使わなくなっている。
すなわち、30秒CMの大半はどのカネボウグループにおいても、サウンドロゴはなく、ブルーバック表示になっている。
歴代のカネボウのコーポレートスローガンにおいては有名であるスローガンながらも、29年ものの長い歴史で、最も歴史が長いスローガンだった。
年代別のForBeautifulHumanLife(30秒CMサウンドロゴ)
- 1972年1月~1979年 「For Beautiful Human Life」(フォービューティフルヒューマンライフ)
- 1980~1989、1992~2000年12月 「Kanebo. For Beautiful Human Life.」(カネボウ~)
CM内について
カネボウ化粧品のTVCMの冒頭や終わりのブルーバックで使われているCI(コーポレート・アイデンティティ)で、ここで説明していく。但し、薬品・食品にはこのような表示はない。
- 1971年~1979年
CM最後のブルーバックとシンボルマーク(白い四角で囲んだ鐘のシンボルマークに横線を引いた下部分に「KANEBO」)とともに表示。ただし、レディ80のCMの90秒版でも表示されているのも確認された - 1980年~1987年4月末、1988年5月
ここから、KANEBOのロゴが変化。15秒CMでは、「ForBeautifulHumanLifeカネボウ化粧品」をCMの冒頭で表示され、CMのブルーバックとシンボルマーク(白色の四角形で囲んだ、鐘のシンボルマークに白い横線を引いた部分に「kanebo」)とともに表示。ただし、1992年のラファイエCMでもこのような表示もある。 - 1987年5月~1988年4月末 創立100周年として、ForBeautifulの表示がない。ただ、音声のKaneboFor~のサウンドロゴは例外。
- 1989年
ブルーバックが明るい青色にかわり、80年代同様に、ForBeautiful~を別のフォントで表示 - 1990年~1998年
白色の上線、上中部分の「'90芸術化宣言」、白色の下線または芸術化産業をめざすの下部に表示(ForBeautiful~はKaneboの社名ロゴの上に重ねている) - 1998年9月~2000年12月31日
1989年と同じ形式に戻り、ブルーバックの色が明るめの群青色になり、ForBeautiful~部分は1989年と同じ形式に。
誌面広告やポスター広告について
- 1970年代~1989年 シンボルマーク(白色の四角形、濃い青色のふちどりに、中に藍色の横線)にForBeautifulHumanLife
- 1990年~1998年8月末 シンボルマークにForBeautifulHumanLifeに「'90芸術化宣言」もしくは「芸術化産業をめざす」Kaneboと表示。
- 1998年9月~2000年末 化粧品の雑誌広告において、文字とかが、アルファベットそのものだけに、
シンボルマーク、ForBeautiful~、大きめにブランドマークの「Kanebo」と表示され、
「芸術化産業をめざす」が消えている。
このほかにも、セルフ化粧品の広告には、「KaneboCOSMETTE(カネボウコスメット)」、
ホームプロダクツ製品の広告においては、「カネボウホームプロダクツ」、
薬品製品の広告においては、「カネボウ薬品」と表示。
ただし、ForBeautifulHumanLifeは薬品事業広告や食品事業広告にはついていない。
関連項目
- 0
- 0pt

