臣とは、以下のことを表す。𦣝は別の字。
人名
漢字として
- 意味
- 家臣、家臣の自称、仕える、神に仕える、奴隷、囚人、人民、という意味がある。
- 〔説文解字・巻三〕には「牽かるるなり。君に事ふるなり」とある。臣・牽の音に基づいて解説するもの。
- 字形
- 目を縦にした象形。甲骨文ではすでに臣下の意味で使われるが、なぜ目から臣下の意味となったのかは明らかではない。白川静は、臣はもと神に仕えるもの、聖職者のことをいうのではないか、とした。
- 〔説文解字〕には「屈服の形に象る」とある。屈服の形については諸説あった。ほかに女の異文とする説、囚人の面の象形説、規矩の矩に従うとする説などもある。
- 音訓
- 音読みはシン(漢音)、ジン(呉音)、訓読みは、おみ、つかえる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 臣は部首である。臣や見ることに関連する字が属する。
- 意符
- 臣を構成要素とする会意字に、臥、宦、臦、朢(望)などがある。
- 声符
- 臣を声符とする漢字に、臤、姫、挋、茞、䢻、𧧰、嚚などがある。
- 語彙
- 臣位・臣下・臣子・臣事・臣庶・臣妾・臣節・臣籍・臣服・臣僕・臣民・臣虜・臣僚・臣寮
- 画数
- 画数については6画とされることも、7画とされることもある。
異体字
互換文字
関連項目
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