高田明浩(たかだ あきひろ)とは、将棋棋士である。2002年6月20日生まれ。岐阜県各務原市出身。森信雄七段門下。棋士番号328。
棋歴
小学3年生の時に家に将棋教室の先生が来てくれたことがきっかけで将棋を始める。後にプロ棋士になるような子供としてはやや晩学の部類。同年の冬には東海研修会に入会している。東海研修会には同学年の藤井聡太もいたが、当時の藤井は既に研修会の中でも上位のクラスに在籍しており、高田が入会した半年後には奨励会に合格したため、将棋を指す機会はなかった。
小学6年生の時には第39回小学生将棋名人戦で準優勝し、同年の夏に奨励会に入会。同時期にアマ強豪の稲葉聡[1]から研究会への誘いを受け、そこで同席した藤井と初めて盤を挟んでいる。そこから5年半で三段まで辿り着くと、三段リーグを僅か2期(第67回:2020年前期~第68回:2020年後期)で通過し、18歳で四段昇段を果たす。岐阜県出身プロ棋士は1986年の長沼洋以来35年ぶり。
2022年には第35期竜王戦6組ランキング戦の決勝に進み、5組昇級を決めたが、決勝では伊藤匠五段(当時)に敗れ、決勝トーナメント進出を逃している。
2023年度は順位戦C級2組を9勝1敗の成績で終え、C級1組昇級を決めた。
棋風・人物
力戦調を得意とする居飛車党で、プロ入り前から右玉党として知られていた。幼少期から兄弟子にあたる糸谷哲郎の将棋に憧れがあったとも発言している。プロ入り後は振り飛車を指すことも多く、オールラウンダーの傾向を強めている。プロ入り直後はその憧れの兄弟子よろしく早指しの傾向が目立ったが、最近はまとまった時間を使って考えることも多くなっている。
ネット上の将棋ファンやベテランの先輩方(福崎文吾名誉前王座九段、豊川孝弘七段etc.)には暫しその風貌が野球漫画『巨人の星』に登場する左門豊作に似ているとされ、同学年の藤井聡太、伊藤匠も同作の星飛雄馬、花形満に例えられることも。どう見ても「高田=左門豊作」ありきです。本当にありがとうございました。
昇段履歴
関連リンク
関連項目
脚注
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