ABSとは以下のことを表す。
単語
- 腹筋を表す英単語。
略語
- 秋田放送の略称。
- 自動車などのブレーキによってタイヤをロックし、滑るのを防止する機能「アンチロック・ブレーキ・システム」の略称。
- アンチブレーキシステム(動画の元ネタに対するアンチ視聴者に対してほどこされたブレーキを持つ動画に付けられたタグ)。
- 西川貴教によるバンドプロジェクト「abingdon boys school」の略称。
- Asset-backed security(資産担保証券)。
- ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)。丈夫なプラスチック。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
アンチロック・ブレーキ・システム(以下、ABSという。)とは、自動車の車輪ロックにより生じるスリップを防止し、急制動時の方向安定性・操舵性を確保するための油圧制御装置である。
ABSの一番の目的は『止まるため』ではなく、『操舵による回避』を可能にするための装置であり、この装置が作動すると逆に制動距離が長くなる事もある。
なお、ABSが作動するとブレーキ・ペダルが振動(キック・バック)するが、これは油圧の調整をしているためであり異常ではない。
ABSには油圧制限方式,減速度検出方式,電子制御式等があるが、ここでは電子制御式について簡単な説明をする。
仕組み
全輪に車輪速度検出用ローターおよび車輪速センサ、ハイドロリック・ユニット等を駆動させるためのコントロール・ユニット,油圧を制御するハイドロリック・ユニット,モータ・リレー,バルブ・リレー,ABSウォーニング・ランプ等で構成されている。
電子制御式ABSは、急制動による車輪ロック(スリップ率100%)や、滑りやすい路面での制動時に車輪のスリップ状況を電気的に検出して、キャリパーまたはホイール・シリンダにかかる油圧を減圧,増圧,保持をする。
これにより、コーナリング・フォースおよび制動力を一番発揮するスリップ率20%前後に制御し、車輪がロックする事でコーナリング・フォースが失われ操縦安定性,方向安定性が損なわれスピンを起こしたり、制動距離が長くなる事を防止する。
かなりざっくりと説明したので、詳細は書籍やwiki等で参照されたし。
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