「CEFR」とは、語学能力を6段階(A1、A2、B1、B2、C1、C2)で評価する国際的な基準です。
ヨーロッパ言語の基準でしたが、各国でも利用されています。一番下がA1で、一番上がC2です。
概要
CEFRは、Common European Framework of Reference for Languagesの略で、日本語にすると、「ヨーロッパ言語共通参照枠」である。
名前には「ヨーロッパ」とあるが、現在ではヨーロッパに限らず世界各地の言語(特に母語以外の外国語)の習得レベルを表す指標であり、A、B、Cの順に習熟度が高くなっている。詳細なレベルについては、下記の表を参照のこと。
各資格とCEFR
| CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)[1] | 日本語検定[2]
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英検[3]
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中国語検定[4]
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|---|---|---|---|---|
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A1 |
具体的な欲求を満足させるため、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることもできる。 自分や他人を紹介することができ、どこに住んでいるか、誰と知り合いか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりできる。 もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。 |
5級 | 3級 | 4級 |
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A2 |
ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、住所、仕事など、直接的関係がある領域に関する、よく使われる文や表現が理解できる。 簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。 自分の背景や身の回りの状況や、直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。 |
4級 | 準2級 | 3級 |
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B1 Threshold |
仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。 その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。 身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈略のあるテクストを作ることができる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。 |
3級 | 2級 | (3級と2級の間) |
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B2 |
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解することができる。 お互いに緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。 かなり広汎な範囲の話題について、明確で詳細なテクストを作ることができ、さまざまな選択肢について長所や短所を示しながら自己の視点を説明できる。 |
2級 | 準1級 | 2級 |
| いろいろな種類の高度な内容のかなり長いテクストを理解することができ、含意を把握できる。 言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。 社会的、学問的、職業上の目的に応じた、柔軟な、しかも効果的な言葉遣いができる。 複雑な話題について明確でしっかりとした構成の詳細なテクストを作ることができる。 その際テクストを構成する字句や接続表現、結束表現の用法をマスターしていることがうかがえる。 |
1級 | 1級 | 準1級 | |
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C2 Mastery |
聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。 いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構成できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。 | (1級以上) | (1級以上) | 1級 |
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関連項目
脚注
- *「CEFRとは | HSK 日本で一番受けられている中国語検定」
より - *「J.TEST実用日本語検定」
より - *「各種目的に応じて求められる英検®の品質についての考え方、ならびにその活用に関するガイドライン| 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会」
より - *「【徹底比較】中国語試験(HSK/中検/TECC)をCEFRで比較してみた - 目指せ、ヘキサリンガル!」
より
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