JR四国7000系電車とは、JR四国が運用する直流近郊型電車である。
前史
JR四国は1993年までに予讃線の高松~伊予市駅間の直流電化を行ったのであるが複線電化した高松~多度津間はともかく、ここから西は予算削減のため非電化単線のまま無理やりトロリー線を引っ張って電化してしまった。結果、観音寺市にある箕浦駅のすぐ西にあるトンネル(鳥越トンネル)より西は普通の国鉄規格の電車が通れない事態になってしまった。
このため、JR四国を通る電車・電気機関車は大体鳥越トンネルが通れる設計[1]の車両を使っている。
さて、香川県内はある程度は乗客が多い路線なのであるが、愛媛県内に入ると今治~松山間はともかく他の路線は客が少ない。また、時間帯によっても客数が大きく異なる。そんな主に愛媛県のJR事情をくみ取って製造されたのが7000系である。
概要
7000系は両運転台制御電動車の7000型と片運転台の制御付随車7100型の二形式がある。どちらも車体は軽量ステンレス製21m三扉車で、左右の客用扉は片開き、中央は両開きである。このレイアウトは先行したJR四国1000形気動車の物を踏襲している。ただ1000形と違いトイレはない。このため瀬戸大橋線での運用は不可能。電気制御はGTOサイリスタ式VVVF制御。
7000型1両からの運用が可能で、7100型や他の7000型をつないで最大4両での運用が可能。実際、予讃線では昼は1両のみ運用、朝夕のラッシュ時は4両フル編成での運用が見られる。もちろんワンマン運転に対応。2両編成以上の時は車掌が乗り込む。なお特に愛媛県内では2両編成でも1両を閉鎖して強引にワンマン運転することがある。
非常につぶしが効く車両で、6000系電車(7100型のみ)や121系を改造した7200系との連結運用に対応している。
島根県の一畑電車で走っている7000系電車はこの7000系を元に製造されている。
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関連項目
脚注
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