monotronとは、KORGの伝統を受け継いだ最新のアナログ・シンセサイザーである。2010年発売。
KORGがアナログシンセを出すのはPolysix(1981年)以来である。
概要
片手に収まるコンパクト・サイズ、単4電池2本で駆動。気軽に外に持ち出せる小さなボディに、コルグ伝統のアナログ技術を詰め込んで、太く、力強い音を生み出します。使いこなすには専門知識が必要だったアナログ・シンセサイザーの操作系を、可能な限り単純化。パネル上には5つのツマミ、1つのスイッチ、そしてリボン・コントローラーだけを配置しました。たったこれだけで、誰にでも気軽に、シンセサイザーの世界を楽しむことができます。
- 電池駆動、手のひらサイズの本格的アナログ・シンセサイザー。
- リボン・コントローラー鍵盤で簡単演奏。
- シンプルなパラメーターによる、直感的な操作性。
- 名機MS-10/MS-20と同じVCF回路を搭載。
- 周波数、ピッチを変化させ、音の変化を視覚的に楽しめるLFO。
- 入力ソースにフィルターがかけられる外部入力端子搭載。
- どこでも手軽に音が鳴らせるスピーカー搭載。
2011年12月には、monotronのツマミの数は変えずに機能を少し変えた兄弟機「monotron DUO」と「monotron DELAY」が発売された。DUOはオシレーターを二つ搭載し、DELAYはディレイエフェクトをかけられる。
ちなみにmonotronシリーズは回路図が公開されている (関連リンク参照)。
2014年以降、公式サイトにはDUOとDELAYしか掲載されていないため、無印のmonotronは生産を終了したものと思われる。
関連動画
関連リンク
- DJ & プロダクション・ツール | KORG (Japan)
- ダウンロード | monotron - 回路図 | KORG (Japan)
- ダウンロード | monotron DUO - 回路図 | KORG (Japan)
- ダウンロード | monotron DELAY - 回路図 | KORG (Japan)
- 時代は新しいアナログへ 電子楽器「monotron」が生まれた理由(Ascii.jp)
2010.5.22 - なぜKORGは楽器の回路図を公開するのか?(Ascii.jp)
2011.12.11 - 楽器におけるオープンなコミュニティ形成の試み — コルグ株式会社 坂巻匡彦氏、高橋達也氏インタビュー (前編)
2013.11.1 - コルグ、monotron/monotribeの回路図公開が2013年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞
2013.10.16
関連項目
親記事
子記事
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兄弟記事
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