S.H.B.V.D.とは、「電脳戦機バーチャロン」シリーズ内に登場するVR部隊(後に限定戦争代行業者となる)
のことである。DN社時代の呼称は特殊重戦闘VR大隊。VR「ライデン」を専用機とするエリート部隊である。
部隊創設までの経緯とOMG後のS.H.B.V.D.
MBV-04テムジンの支援用VRとして開発が行われたライデンだったが予定外の仕様変更に伴う高コスト化と
主兵装のレーザーを生産してきたメーカーの倒産により26機しか量産できず、当初配備予定数の120機に
全く届かなくなった。レーザー自体の在庫はもっとあったがメンテナンス用パーツの部品取りを
考慮するとこれ以上の生産は出来なかったのである。
この事態にDN社上層部は激怒、スタッフの大粛正を行ったがライデンの処置をどうするかは更に揉めることになる。
超高コスト機(メンテナンス費用込みで)な上に部隊を編成するにもDNAの部隊編成規定数にすら届かない配備数が
問題視されたのである。悩み抜いた末出された結論はライデンを希少性の高い高級ブランド品として扱い
特殊任務部隊専用機として支給することだった。部隊編成規定数は前述の都合で2機で小隊とした。
これで大隊としての体裁は整った。パイロットはDNA内で全機体に搭乗経験のある者を最優先かつ強引な
ヘッドハンティングで揃えた。
「ライデンは決して最強の兵器ではない。しかし決して扱いにくい兵器でもない。我々はこれを使用して戦闘に
勝たねばならない。我々のライデンは我々が扱うことによって初めて最強になる。またそうならねばならない。
それが商品としてのライデンを成功させる唯一の道である。」
部隊総指揮官の創設演説の内容は愚直なものだった。しかし隊員全員が自らの正当性と存続の為に
勝利することが絶対という連帯意識を持っていた。彼らの駆るライデンは極限状態の最前線に最優先で
投入され、1機また1機と大破しても補充が効かない状況にも屈することなく勝利していった。
この事が後にライデンを・・・いや彼らを無敵のVR部隊として伝説化していく。
・・・とはいえOMG後はDN社が瓦解したことで独立採算化を余儀なくされ、DNAから戦役を請け負う代行会社としての
扱いを受ける。Vc.a2年のサンドサイズ作戦開始前には7機しか残っておらず、開戦時に任務に就いて稼働していた
機体数は5機、終戦時はその5機全てが大破もしくは中破という惨状だった。しかし第2世代型ライデンを開発した
DD-05と業務提携、新型機の優先配備の契約を取り付けた。有力なスポンサーを獲得できたことにより
部隊は再編成されたが、DD-05が限定戦争の戦場に指定されたことでまた1代行業者として限定戦争業界を
流浪することになる。
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