SCP-106とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
概要
SCP-106 | |
基本情報 | |
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OC | Keter |
収容場所 | 密封された鉛の鋼材のコンテナ |
著者 | Dr Gears |
作成日 | 2010年4月8日 |
タグ | オールドマン 人間型 捕食 異次元 腐食 自我 |
リンク | SCP-106 |
SCPテンプレート |
腐敗した老爺の外見をした人型実体。多少の外見は変わるものの、腐食させる性質を常に持っており、触れられた固体は錆びたり、腐ったり、ヒビが入ったり、この老爺を覆っている黒い粘性物質と同じようなものが発生したりと数秒以内に物理的な崩壊を起こす。こうして腐食は6時間に渡り続き最終的に燃え尽きたかのような状態になる。
このおじいさんは人類に非常に敵対的である。敵意があるというよりは、人類を狩りのターゲットと見ていると考えるのが自然なのだろうか。このおじいさんは基本のろのろと動くのだが、その移動速度に反して一度見つかったらその人間は逃げ切ることは出来ない。なぜならこのおじいさんは『ポケットディメンション』なる異次元空間を通してワープすることが出来るからである。この事由より、収容そのものも効果的な方法は見いだせていない。このおじいさんはポケットディメンションを通して抜け出すことが出来るからである。
なぜか一足飛びにはるか遠くにワープしない[1]、複雑な構造や流体に混乱し、光や鉛を忌避するという習性があるため、40枚の鉛製の層を重ね、支柱の間隔をバラバラにして、電磁気で宙に浮かせた状態のコンテナを、多様な液体の詰まった球状セルで構成した収容区画にいれ、それを8万ルーメンの光で照らすという厳重な収容体制をしいている。これはすでに8回の収容プロトコル改定を経てこんな体制になっているのだが、これでも収容違反を遅らせているだけに過ぎないというのだから驚きである。意思も存在するらしく、死んだふりをして油断させようと試みてきたり、獲物として10-25歳の若者ばかり狙ったりする。
どうせ収容違反する(実際8回収容違反している)ので、当然財団は収容違反した際の対処法をすでに制定済であり、おじいさんが徘徊したら10-25歳の若者を用意し、大腿骨をへし折って悲鳴をあげさせ、それをサイト内全体に放送することでおじいさんの興味を引く。そしておじいさんがその若者を襲う直前にその囮となった若者を殺し、オールドマンを収容区画に連れ帰る。
余談
- SCP-106によって連れて行かれた若手エージェントが戻ってきたときの写真が報告書に掲載されている。ものすごくグロテスクなのだが「解放後1時間生存していた」というキャプションがまた恐ろしい。なおこの写真、これでも一度差し替えられたあとであり、以前の写真は「硫酸を用いた殺人事件の被害者の写真」を採用したものであった。
- 著者Dr GearsはSCP-106を気に入ったのか、自身の複数のTaleにSCP-106を登場させている。しかしDr Gears以外のサイトメンバーのTaleでは同じDr Gears作のSCP-682やSCP-914より登場回数は少なめ。
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関連項目
脚注
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