Screwed単語

スクリュード

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Screwed（一般には"Chop ped & Screwed"、又は"Slowed & Throwed"等と呼ばれるが本記事上ではタグ表記に合わせ省略）とは、アメリカはテキサス州ヒューストンのHIPHOP DJ、「DJ Screw」によって考案されたリミックスの一手法である。

概要

1980年代後半、DJ Screwは現実逃避の一環である咳止め薬として供されるコデイン（アメリカ、日本共に指定医薬品扱い）の服用過多による陶酔感を音楽的に再現する為にDJ時に同じ二枚のレコードのピッチを極端に下げ（Screwed）、半拍ずらしてミックス（Chop ped）する事を思いついた。

その手法でミックステープを作った所、これが大いに受けDJ Screwは地元の人気 DJになり、かつ彼を慕う仲間を中心に「Screwed Up Click」の結成に至るが、2000年にコデインの服用過多に起因する心臓発作でこの世を去ってしまう。

以後、彼の作品や手法に影響されたDJ・トラックメーカー・バンド等により現在もScrewedを取り入れた作品、Which HouseやVaporwave等の派生ジャンルが作り続けられている。

余談

昨今「聖地巡礼」と称し、アニメ・ゲーム等の舞台になった実際の土地を訪れるのが流行しているが、他聞に漏れずScrewedにも生前DJ Screwが開いたレコード店の「Screwed Up Head Quarters」と云う聖地が存在する。当初は地元の人間ですら長居したがらないゲットーのど真ん中に位置していたらしいが、最近移転したので旅行や近郊にお住まいの方でも気軽に行ける…筈。