Seiren Voice(セイレンボイス)とは、Dwango Media Villageが開発した声変換技術 及び その技術を元に制作・販売している声変換ソフトウェアである。
※Seiren Voiceを利用した作品のニコニコにおける公式推奨タグは「SeirenVoice」(「_」無し)である。[1]
概要
株式会社ドワンゴの研究・開発部門である「Dwango Media Village」が開発した声変換技術。いわゆる「ボイスチェンジャー」。
リアルタイム性を捨て、品質に極振りしているのが特徴。入力された音声を「音素」「音高」「発音タイミング」に分解し、それをディープラーニング技術で再構築して声変換を行なっている。
開発者は、Dwango Media Villageの廣芝和之氏。ニコニコ技術部タグで話題になった「ディープラーニングの力で結月ゆかりの声になってみた」や、フリーの音声合成ソフトウェア「VOICEVOX」の開発者である「ヒホ」と同一人物。
2020年09月14日に、ブラウザ上で扱えるデモ版を公開(2022年5月現在、非公開)。誰でも100人のさまざまな声になることができ、話題となった。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/dwango_dmv/status/1305455662751653889
2022年3月25日、Seiren Voiceの製品化が発表され、同日、都内にて開催されたイベント「ボイスコネクト2」にてデモ展示、ハレスタにて行われた公開生放送番組「ソフトウェアトーク動画投稿祭応援しまくる祭
」にて製品説明が行われた。
そして、2022年5月17日、1度の延期を経て無事リリースされた。
製品版のSeiren Voiceでは、A.I.VOICEの収録データ、テキストデータを学習。そのため、現在発売されている「結月ゆかり」「琴葉茜・葵」共に、A.I.VOICEの声に近い形で再現される。
単なる朗読だけではなく、「歌」にも対応。鼻歌や軽く歌う程度であれば簡単に変換することができる。「歌モード」をオンにすることで、変換時にキーが変わらない様になり、音程が合いやすくなる。
ライブラリ一覧
どちらのライブラリも、キャラクター立ち絵やキャラアイコンは描き下ろしや初出しのものになっている。
なお、「琴葉茜・葵」は二人揃って1つのライブラリとなっており、関西弁で話すと琴葉茜、標準語で話すと琴葉葵に近くなる模様(個人差アリ)。
また、2022年05月27日のA.I.VOICE生放送にて「Seiren Voice 紲星あかり」が発表。同年6月24日に発売開始。
関連生放送
関連動画
関連商品
Seiren Voiceは、ドワンゴジェイピーストア/A.I.VOICE Official Shopより購入可能。
関連リンク
- Seiren Voice 公式サイト
- Seiren Voice Twitter (@seiren_voice_25)
- Dwango Media Village 公式サイト
- Dwango Media Village Twitter (@Dwango_DMV)
関連項目
脚注
- 4
- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/seiren%20voice