UZIとは、イスラエル・ミリタリー・インダストリー社が製造しているサブマシンガンである。
カタカナ表記にはウジ、ウージー、ウジーなど若干のばらつきがある
概要
1953年から製造が開始された。1956年の第二次中東戦争で活躍している。
使用する弾薬は基本的に9ミリパラベラム弾だが、.45ACP弾を使用するモデルも存在する。
装填可能な弾薬数は20・25・32・50発。
グリップ内部に箱弾倉を装填する形式で、動作形式は反動利用。
第二次大戦後の軍用サブマシンガンとしてオーソドックスな設計である。
全長は47センチと小型だが、重量が4kgもあるため射撃中のぶれが起きにくい。
また、小型化したミニUZI、さらに小型化したマイクロUZIなどのバリエーションがあり、要人警護等に用いられていた。
堅牢で信頼性の高い構造は高く評価されているが、軍用サブマシンガンそのものの価値が低下したこともあって現在はやや旧式の部類に入る火器である。
イスラエル国防軍のほか、他国にも輸出され、ドイツ連邦軍が装備していたこともある。
この銃によく似たモデルとしては、イングラム Mac10・Mac11が挙げられる。
また直径の派生型ではないが、UZIを開発したウージール・ゲイル氏が米国スタームルガー社にて本銃を原型としつつ、軽量化やストック形状改善による取り回しの改善。発射速度を意図的に低下させ命中精度を向上、オプションでクローズドボルト方式に駆動系を変更できるP9サブマシンガンも開発。
サイズ的にはマイクロUZIレベルで軽く、性能も順当に向上しているため、米国法執行機関に相当数が採用された。
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関連項目
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