カルナとは、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する英雄である。
太陽神スーリヤの息子として生まれながらも、母親クンティーによって捨てられ不遇の人生を歩むことになった英雄。
父親であるスーリヤから与えられたもので、生まれつき体と一体化している。この鎧がある限り、カルナが死ぬことはないといわれていた。
御者に拾われその息子として育てられたため、カースト制度の下層に位置付けられ、そのせいで様々な障害を受けることになる。如何に武勇に優れていようともクシャトリア(戦士階級)でないことが原因で侮辱されたり、結婚を断られたりしている。
カルナの母親クンティーはカルナを捨てた後にクル王パーンドゥの王妃となり、セックスができない呪いをかけられていた夫に許可を得て再び神々との間に子供を作る。さらにクンティーは第二王妃にも神々との間に子供を作らせ、その子たちも養育する。
この時産まれた3人の異父弟と2人の義弟の兄弟はパーンダヴァと呼ばれ、カルナの宿敵となる。とくにその中でも三男のアルジュナはカルナの最大のライバルとなり、幾度となく衝突することになる。
パーンダヴァ兄弟といとこ関係にあたるカウラヴァの100王子たちは王国の継承権をかけて争った。その長男であるドゥルヨーダナは様々な策略をパーンダヴァに仕掛ける『マハーバーラタ』における悪役である。
しかし、カルナにとっては彼は最大の恩人にして親友である。ドゥルヨーダナは(カルナがパーンダヴァに対抗するのに役立つという思惑はあったものの)彼に対して誠意をもって接し、一国の王にまでしている。また、カルナが御者の息子であると辱められたときも、ドゥルヨーダナはカルナを擁護している。
これらの出来事を通じてカルナはドゥルヨーダナと親友となり、彼のもっとも信頼する部下となった。カルナはドゥルヨーダナのために各国を征服して回り、パーンダヴァとカウラヴァの最終決戦であるクルクシェートラ戦争においても、ドゥルヨーダナの側についた。このとき、カルナは既にパーンダヴァ兄弟たちが自らの弟たちであることを知っていたが、それでもドゥルヨーダナとの友情を取ったのである。
『マハーバーラタ』における最終決戦であるクルクシェートラ戦争において、カルナは宿敵アルジュナによって射殺される。
この時のカルナはインドラ神の策略によって不死身となる黄金の鎧を失い、バラモンの呪いによって必殺技を封じられ乗っていた戦車は動かなくなるという状態に陥っていた。
カルナは死後、天上にのぼり、父親であるスーリヤと一体化したといわれている。
掲示板
10 ななしのよっしん
2017/10/06(金) 03:04:37 ID: D3zmzlNNiL
FGOだと他の鯖は前のマスターのことぼかして言うけど(幕間とかだと名前出ることも)
カルナはいつもジナコジナコ言ってるよな (ヤドカリとか)
11 ななしのよっしん
2018/10/24(水) 14:18:34 ID: 4NDz14lUEE
属性が秩序・善ていうところが理解できない。
あらゆる価値観も「是も良し」と認める性格設定なら中立・中庸だと思う。
12 ななしのよっしん
2018/10/24(水) 14:23:59 ID: 4NDz14lUEE
CCCやFGOでカルナをきっかけにマハーバーラタを読んだ人の中にはカルナが死んだ時点で、それ以後の話を読むのを止めた人多いと思う。
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最終更新:2024/04/28(日) 07:00
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