いすゞ・アスカとは、いすゞ自動車が1983年から1989年まで生産していた乗用車、および1994年から2002年まで他社(富士重工・本田技研工業)からのOEM供給を受けて販売していた乗用車である。
フローリアンの後継モデルとして開発された中型セダンで、初代モデルは「フローリアンアスカ」という名称で販売されていた。
初代モデルは自社生産車であったが、2代目以降は他メーカーからOEM供給を受けていた。
2002年にはいすゞが乗用車販売から撤退したため販売を終了している。
1983年発売。
当時GMが立ち上げたグローバルカー構想へ参画して製作されたモデルで、アスコナやシマロンなどと姉妹関係にあるモデルだった。
エンジンは1800cc/2000ccガソリン、2000ccディーゼルを搭載、後にディーゼルターボエンジンも追加されている。
トランスミッションは通常のオートマチックとマニュアル車が設定されていたが、1984年にはロボット制御式セミオートマチックの「NAVi-5」搭載車が追加された。
1985年にはマイナーチェンジを実施、数ヵ月後にはスポーツモデルである「イルムシャー」が追加された。
1989年には生産を終了。
1990年発売、このモデルからOEM供給へと切り替わった。
スバルから初代レガシィの供給を受け、名称を「アスカCX」へと変更した。
外装での主な違いはグリルとリアガーニッシュであり、フロントグリルのいすゞのCIが装着され、リアガーニッシュがレガシィのGT系と同じスモークブラック調のリアガーニッシュであった。
エンジンは1800cc/2000ccを設定、NAのみでターボは設定されていなかった。
1991年にはマイナーチェンジを実施。
1993年にはモデルチェンジが行われた。
1994年発売、車名は単に「アスカ」となった。
このモデルからはホンダ・アコードのOEM供給車となり、グリルやエンブレムのみの違いとなった。
エンジンは2000ccのみとなり、アコードでいうところの2.0EX/2.0EXL相当のモデルのみ供給された。
1995年にマイナーチェンジを実施、リアデザインが一新された。
1997年発売。
先代と同じくアコードのOEM供給車で、違いはグリルなどであった。
エンジンは1800cc VTEC/2000cc VTECを設定。
2002年には販売を終了、いすゞ自動車は国内の乗用車市場から撤退した。
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最終更新:2024/12/21(土) 23:00
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