おおかみなんかこわくないッ！とは (オオカミナンカコワクナイとは) [単語記事]

「おおかみなんかこわくないッ！」とは、2013年に公開されたOSTER project 作詞・作曲の初音ミクオリジナル曲である。


	タイトル	おおかみなんかこわくないッ！
	投稿日	2013年 2月5日
	作曲	OSTER project
	作詞	OSTER project
	VOCALOID	初音ミク GUMI
	映像	イラスト：Yおじさん
使用タグ	おおかみなんかこわくないッ！

もしかして：狼なんて怖くない!! - ｢幽遊白書｣｢HUNTER×HUNTER｣などの作者、冨樫義博の初期作品。

概要

　2012年 2月5日に開催された「ボーマス19」で頒布されたCD「Nice beat.」に収録されていた曲で、それに動画をつけた上での公開となった。イラストが久々にYおじさんと言う事もあってそれなりに注目されている。

　曲調は元々収録されていたCDが「変拍子」コンピレーションアルバム2「Nice beat.」なので、その通りに変拍子だらけ、突然転調したりと忙しい曲である。しかし、その一方で聞き手からはそれすらも自然に感じさせるとの声もある。歌詞は箱入り娘が夜中にコッソリ家を飛び出して･･･と言う内容だが、歌詞を深読みすると全く違う印象も受けるようになっている。

歌詞

『むかしむかし森の奥に
　それはそれは立派な
　お屋敷の娘がおりました』

あーあ、今日も退屈な日常
だって私はまるでカゴの中の鳥

 ママは森には悪い魔女やオオカミがいるから
外に出てはいけないと言うの

小鳥たちが教えてくれた
森の中のステキなことを
優しい木漏れ日水のせせらぎ
 動物たちとおしゃべりして
なんてステキ
この目で見てみたいわ

おおかみなんかこわくない！
怖いなんてただの脅かしよ
私だっていつまでも子供じゃないのバカにしないで
満月の夜決行よ初めての私の大冒険
部屋の窓から抜け出して
息を弾ませ森へと駆けてゆく

月明かりを頼りに野いちご摘んで
バスケットいっぱいにして進む
マーガレットの小道を過ぎる頃に
ふと振り向くとオオカミが立っていた

おおきな瞳で私をじっと見つめて
おおきな耳で私の心の声を聞く
おおきな口で囁くの優しい声で

『可哀想なお嬢さん僕なら君を子供扱いしない』

そう言うとオオカミは優しく
私を抱き寄せて小さな喉元に
がぶりと噛み付いた

おおかみなんかこわくない！
こわくない！　心の中叫ぶ
破れたフリルの裾に潰れちゃった小さな野いちご
おおきな牙で貫かれ汚されたドレスを身に纏い
泣きながら逃げ出すけど
こぼれたミルクは二度と戻らない

街ゆく人々の視線が語りかける
犯した過ちと拭えない過去

 おおかみなんかこわくない！
本当に怖かったものは
何にも知らないくせに
背伸びしようとしたバカな私

おおかみなんかこわくない！
怖かったはずなのに私は
キレイすぎた部屋の空気に知らぬ間に毒されてたの
こんな汚れた洋服じゃもう二度と家には帰れない
森の奥へと進むうちに私も
オオカミになっちゃった！

『青い鳥に掛けた錠を青い鳥は自ら壊し
　好奇心という猛毒に喰い殺されてしまいました
　大切なモノを守ることと失うのを恐れることは
　とても良く似ているようで
　全く違うものなのです』

おおかみなんかこわくない！

おおかみなんかこわくない！

おおかみなんかこわくない！

おおかみなんかこわくない！

おおかみなんかこわくない！