「お前だったんじゃねーか」とは、漫画『黒子のバスケ』のキャラクター、青峰大輝の台詞である。
本作には、限られたアスリートのみが到達できる集中状態「ゾーン[1]」が存在する。ゾーンに到達できた者は、その集中力によって実力の100%を発揮することが可能となる。
WC1回戦・誠凛高校対桐皇高校の試合を経て、ゾーンへと到達できるようになった火神大我。
そして始まったWC決勝・誠凛高校対洛山高校の試合。洛山高校キャプテンであり、主人公の黒子テツヤと同じ「キセキの世代」の主将だった赤司征十郎の圧倒的な力の前では、火神のゾーンでも太刀打ちできずにいた。
しかし火神はこの試合の中で、今までのゾーンより深い場所にまで到達できるようになる。
これを観客席から観ていた桐皇高校の青峰、主将の今吉翔一とマネージャーの桃井さつき。
火神と同じく試合にてゾーンへと到達した青峰曰く、ゾーンにはもう一つ先の状態へ行く「第2の扉」があると言う。
しかし、「その扉の前には顔の見えない誰かが立っている 門番のように」と語る青峰は、誠凛高校に敗北した今もなお、その扉を開けられずにいた。
これについて今吉は、その門番とは自身が乗り越えるべき障壁であり、自分自身の何かに打ち勝てばその扉が開くのだろうと推察する。
ゾーンの深い場所まで沈み込み、第2の扉の前まで近づけていた火神は、どうすれば第2の扉を開けられるか人知れず焦るが、そんな火神に対し黒子は「ボクも一緒に背負わせてくれませんか」と提言。そして観客席の応援を聞いた火神は、ついに新たなゾーンへと到達する。
それは、仲間と一瞬のアイコンタクトを取ることで動きを協調させ、火神のゾーン速度に合わせた超速連携を可能とする「直結連動型ゾーン」のことだった。これにより、火神だけでなく誠凛高校は全員がゾーンを体得したかの如く、火神のスピードに合わせて動けるようになる。
今までにない動きを見せる誠凛高校に焦りを見せる洛山高校。火神は「オレだけで戦うんじゃない 仲間と戦うんだ…!!」と、誠凛の仲間達を意識し始めたことでこのゾーンへ到達できたと告げる。
中学時代「キセキの世代」として持て囃された青峰は、天才が故に周囲との実力差を味わい続けたことで、いつしかバスケそのものの楽しみを忘れてしまっていた。
そして顧問から「勝利」以外の部員としての存在価値を否定され、人を信用することができなくなり、当時お互いを支え合った黒子をも見捨ててしまった過去があった。
やがて桐皇高校へ進学した青峰は、バスケ部員と共に「青峰の強さを軸とするプレイスタイル」で試合を勝ち進んでいくが、そのプレイスタイルこそが第2の扉を開けられない理由だった。
門番なんかじゃなかった
扉の前に立ってたのは…
お前だったんじゃねーか テツ
青峰は、第2の扉の前で見えていたのは門番ではなく、いつでも第2の扉を開けられるよう待ってくれていた「影」、黒子テツヤだったことに気づく。
そして扉の向こうには、最初のゾーンにすら辿り着けていないはずの誠凛高校の姿があった。
それは悔しさなのか感動なのか、青峰は様々な思いを込めた涙を流す。
「…チッ やっぱ勝てねーかもしんねーなー オレ一人じゃ…」
自身の壁を一つ乗り越えるきっかけを掴んだ青峰。孤高の天才が再びバスケと向き合い始めた様子に、桃井は「…うん そーだね…大ちゃん」と嬉しそうに微笑んだ。
X(Twitter)では2025年頃より、どんなことにもバカ正直に感動してしまうアホを表すミームとして、テレビアニメ版のこのシーンの画像が使われることがある。
「〜なのかよ…」という構文であることが多い性質上テキスト検索が難しく、総称として「青峰ミーム」「泣く青峰」と呼ばれることが多い。
掲示板
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19 ななしのよっしん
2025/09/14(日) 00:33:58 ID: NCCY3LipQl
黒バスは知ってるけど今わりとボーッとしながら眺めてたら
結構パルスのファルシのルシがパージでコクーン状態になった
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 01:00
最終更新:2025/12/07(日) 01:00
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