お注射天使リリーとは (オチュウシャテンシリリーとは) [単語記事]

「検診のお時間よ～☆」

概要

お注射天使リリーとは遊戯王OCGに登場するモンスターカードである。
"天使"と名乗っているにもかかわらず魔法使い族である。
イラストはでかい注射器を抱えたピンク髪の天使。
アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」ではサイコショッカー（中身はBIG5）が使用。
技名は『検診のお時間』であるが、これを声高らかに宣言するサイコショッカーの姿はシュールの一言につきる。

ステータス

名称	お注射天使リリー
レベル	☆☆☆
種族	魔法使い族
属性	地
攻撃力	400
守備力	1500
効果	このカードが自分・相手のターンに戦闘を行う場合、そのダメージステップ時に発動する事ができる。 2000ライフポイントを払う事で、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ30 00ポイントアップする。

主な使用方法など

攻撃力3400以下のモンスターをライフ 2000 ポイントをコストに戦闘破壊する。
現在の環境ならモンスター除去手段は豊富なので、いっそ使い切り感覚で使用するのもあり。
代表的なロックカードの対象外となりやすいステータスを利用して、
相手モンスターをロックしつつ一方的に3400の攻撃力で攻撃する。
「巨大ネズミ」の効果でリクルートし、相手の追撃を止める。もしくは、躊躇わせる。
攻撃力の上がるタイミングがオネストと同じダメージ計算時なのを利用して、
リリーで光属性モンスターを先制攻撃することでオネストを無力化する。
（リリーの効果に対してオネストでチェーンしても元々の攻撃力400だけしか上昇しない）

実は禁止カードになっていた時期がある、というのは意外と知られていないと思う(半年だけだけど)。ライフコストを連打して自分のライフを削り、ラストバトル！(または大逆転クイズ)に繋げるということが出来たのと、2000払うとはいえ攻撃力3400で青眼の白龍を一方的に殴り倒せる当時としては画期的な下級モンスターだったというのが原因とされる。しかし時代は流れ、容易に特殊召喚できて攻撃力の高いカードがどんどん時代を席巻した結果、2007年 3月の制限改訂で許された。まあサイバー・ツイン・ドラゴンとかいたしなぁ…
ちなみにその後、チューナーに「メンタル・カウンセラー　リリー」というカードが登場した。こちらもライフを払って攻撃力を上げられるカードとなっており、このカードの存在を彷彿とさせる(種族以外ステータスが全部同じ)。

また2012年以降に”魔導”というカテゴリーが登場。”トーラの魔導書”など、このカードを除去から守る手段などが増えたと同時に、魔導カテゴリーが苦手とするヴェルズ・オピオンやライオウ、ナチュル・ビーストなどを戦闘破壊できるモンスターとして、このカードが一時期注目された。第九期に突入してからはおとなしくなったものの、再び注目が集まることもある…かもしれない。