アサツーディ・ケイとは (アサツーディケイとは) [単語記事]

株式会社 ADK ホールディングス（旧株式会社アサツーディ・ケイ）とは、日本の広告代理店である。略称はADK。

概要

1999年 1月1日、旭通信社（1956年創業）と第一企画（1951年創業）が合併して誕生。年間売上額としては国内の広告業界において長らく第3位の規模であった。

前身の旭通信社時代から国産アニメの企画制作を積極的に行っており、広告業界上位の電通、博報堂DYホールディングスよりも先んじて取り組み業務拡大を行ったパイオニア的存在である。

2010年代に入るとデジタル広告への対応の遅れなどで業績が停滞し、2019年にはサイバーエージェントに抜かれて業界3位の座から転落した。上場廃止後には売上が公開されていないため、現在の順位は不明。

ADKはイギリスの広告代理店グループ WPPと約20年にわたって業務・資本提携を結んでいたが、シナジー効果がないとして2017年に提携を打ち切り、さらに米ベインキャピタルのTOBを経て2018年 3月に上場廃止となった。

ADKは数年後の再上場をにらんで業務の効率化を行うためグループ再編を実施、2019年 1月に持株会社体制に移行、持株会社のADK ホールディングス、マーケティング事業を担うADK マーケティング・ソリューションズ、クリエイティブ業務やプロモーション事業のADK クリエイティブ・ワン、アニメを始めとするコンテンツ・版権ビジネスを手がけるADK エモーションズの4社を軸とした体制に移行した。

しかし2020年からのコロナ禍による業績の低迷や、2022年に当時の社長を含む経営陣が東京オリンピック・パラリンピックにかかる汚職事件で逮捕されるなど混乱が続き、再上場化へは道半ばの状態だった。

2025年 6月、『PUBG』などの運営元である韓国の大手ゲーム企業・KRA FTONが750億円でADKを買収することを発表した。

クラフトンはADKの持つアニメ制作ノウハウなどを取得することで自社の既存IPを連携させ、新たなビジネスに繋げたい考え。

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「ドラゴンクエスト～勇者アベル伝説～」ステータス画面	一部利用	08年7月12日以降