ウォーレン・エドワード・バフェット(Warren Edward Buffett)とは、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家である。持株投資会社バークシャー・ハサウェイのCEO。
卓越した投資の能力から、「投資の神様」、また一貫して生まれ故郷のオマハで生活を営んでいることから「オマハの賢人」とも呼ばれる。
1930年8月30日、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハで証券会社を営む父親の元に生まれる。家系はイングランド系。
幼い頃からコーラの訪問販売などでビジネスを学んでいたバフェットは、11歳で初めて米国の株式を購入する。15歳のときには土地を購入し、不動産ビジネスも営んでいた。
ネブラスカ大学を卒業後、コロンビア大学のビジネススクールに入学。投資本の古典「賢明なる投資家」で有名なベンジャミン・グレアムの元で投資について学んだ。のちに上司としても共に働くこととなった。
1956年、グレアムの会社が解散すると、オマハで投資会社「バフェット・アソシエイツ」を設立した。この会社はいくつかの経営統合を挟みながら1969年まで続いた。
1965年に当時は繊維会社であったバークシャー・ハサウェイを買収し、投資会社として拡大させていく。繊維事業は1985年まで縮小しながら続いた。その後は不動産・保険・食料品など多種多様な業種の企業に投資を行い、傘下に収めていった。バークシャーの株価は過去50年にわたり平均年率20%という非常に高いリターンを記録している(同時期の米国株式の平均リターンは年率9.5%といわれる)。
米フォーブス誌の長者番付においては1979年からの常連で、長年トップにランクインしている。2008年にはビル・ゲイツを抜いて1位になったこともある。2019年3月時点での総資産額は820.5億ドル。
バフェットの投資スタイルは、少数の銘柄に集中的に投資し、長期的に保有するスタイルである。企業の本質的な価値を見極め、株価がそれよりも低い場合にのみ投資する「バリュー(割安株)投資」を主としている。
ただし、ROE(株主資本利益率)に着目しアップルの株式を取得するなど、「グロース(成長株)投資」のスタイルも一部取り入れている。
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最終更新:2025/03/11(火) 18:00
最終更新:2025/03/11(火) 17:00
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