エイントリー競馬場とは、イギリスのリヴァプール近郊のエイントリーに位置する競馬場である。
1829年に地主から土地を借りて1マイル2ハロン(=約2012m)の平地競走が行われたのが始まり。
その後1835年に初めての障害競走が行われると、その翌年の1836年2月29日、"Grand Liverpool Steeplechase"、のちのグランドナショナルが開催された。
1839年に第一回グランドナショナルが開催され、17頭の馬がレースに出走し、5万人の観客が集まった。
第一次、第二次世界大戦ともに軍に接収され一時的に競馬開催を中断したものの、どちらの時も戦後に返還され再開した。
だが、競馬場史上最大の危機が訪れる。1964年7月、この時同競馬場を所有していたトップハム夫人(Mrs. Topham)は土地を不動産開発業者に売却すると発表した。売却されれば競馬場は無くなり代わりに住宅街ができることになる。このことから、毎年「これが最後のグランドナショナル」と言われるようになった。
そんなことがおよそ20年くらい続いた1983年12月にジョッキークラブが競馬場を購入したことにより、存続することが確定した。今でも毎年4月に開催されるグランドナショナルミーティングでグランドナショナルや11のG1競争を始めとする様々な重賞競走が3日間にわたって開催される。
広大な競馬場の中にはサーキット場とゴルフ場が存在し、特にサーキット場では5回、F1のイギリスグランプリが開かれていたようである。
イギリスのもっぱら障害競争を行っている競馬場なので日本との関わりはない……と思いきや、なんと1966年にフジノオーがグランドナショナルに出走している。この時はザ・チェアの前で馬が飛越拒否をし途中棄権という結果に終わっているが、競争の完走率と76キロを超えるトップハンデだったことを考えればよくやったほうであろう。
1周1マイル3ハロン(=約2213m)の"Mildmay Course"と呼ばれる通常使われるコースと、1周2マイル2ハロン(=約3621m)のグランドナショナルと他4つのレースの時にしか使われないグランドナショナルコースがある。いずれも左回りで欧州の競馬場としては珍しく平坦である。グランドナショナルコースは上から見ると三角形の形をしており、ナショナルフェンスと呼ばれる専用の障害が配置されているため難易度が高い。
特に表記がなければG1競争
グランドナショナル以外はこんな感じ
レースゲームだが、しっかりとナショナルフェンスが再現されている
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最終更新:2025/12/06(土) 07:00
最終更新:2025/12/06(土) 07:00
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