エミリーの大冒険とは、高橋邦子が制作した痛いRPGゲームである。
高橋邦子第12作品目となるRPGで、『Samurai vs. Ninja』以来4作品ぶりにRPGツクール2000を用いた作品。
前作『エロタワー』では試験的にRPGツクールVXを用いていたが、本作では再びツールを2000に戻して制作していることから、当時まだVXでのゲーム制作に慣れていなかったことが伺える。また、RPG作品としては代表作『エッチな夏休み』の前作となるが、RPGの次回作までは再び4作品のブランクが生じる。この間に作られたものはアクションゲーム、シューティングゲームだったほか、第8作~11作の間にもサウンドノベルを挟んでおり、ツールのアップデートに苦心していたことが想像される。
ストーリーは、これまで何度と無く登場していた高橋作品のスターの一人であるエミリーが末期がん患者の母の代わりに飼い猫の餌を魔王から買ってくる、というものであるが、途中の地雷原でエミリーは死亡、意思を引き継いだゾンビ、そして魔王が猫の餌をリレーするも、既に猫は家であるモノの味を覚えたため・・・というもの。
主役交代が2度も起こるほか、最終ステージはRPGではなくシューティングのような構成になっており、台詞上はまだ登場していないが、『決戦のバトルフィールド』が展開された最初期の作品にもあたり、以後多用される高橋邦子作品おなじみのRPG+シューティングの構成が初めて用いられた作品でもある。
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最終更新:2025/12/11(木) 02:00
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