「カンチ、セックスしよう!」とは、漫画『東京ラブストーリー』の登場人物、赤名リカが言っていたと思われがちな台詞である。
大意は間違っていないが、正しくは「ねえ、セックスしよ!」であり、カンチの名は呼んでいない。
テレビドラマ版のリカによるカンチ呼びが印象的なために混同したと思われる。
カンチ(永尾完治)は、親友ながらコンプレックスを抱いていた三上と、高校時代恋い焦がれていたさとみが交際していた事実を知り、仕事中も苦悩していた。
そんなカンチの思いを悟った同僚のリカは、落ち込みそうになったら「ワッハッハ[1]」と笑えばいいと慰める。
その夜、リカとカンチは上司の命令で契約先の接待役に任命。
カンチは三上の遊び相手とされていた店の嬢が語った三上のテクニックを聞いたことで、リカは契約先相手のセクハラに遭ったことで、二人の気分は沈んでいた。
落ち込みそうになったら「ワッハッハ」、しかしその言葉ですら沈んだ気持ちを晴らせなかったリカはカンチに、「ねえ、セックスしない?」と提案する。カンチは戸惑うが、リカはもう一度
ねえ、セックスしよ!
と笑い、本話は終了。
そして次の回はリカとカンチのベッドシーンから開始。二人の交際は、愛のない憂さ晴らしのセックスをきっかけに始まる。
この台詞について作者の柴門ふみは、リカとカンチはコミックス第1巻最後の回となる第12話で付き合ってなければいけない都合があったため、セックスしようとリカに言わせることで次回から付き合ってることにしたとバラエティ番組『ゴロウ・デラックス』で説明している。
(なお、リカが元々カンチを狙っていたことは明らかにされていた上、リカは思ったことをあけすけに言う性分であり、この発言がキャラ崩壊となっているわけではない。)
テレビドラマ版はあらすじが大幅に異なるが、この「ねえ、セックスしよ!」という台詞は第3話でそのまま使われている。
最終回平均視聴率30%超えの大ヒットドラマだが、月曜夜9時に放送するにはインパクトが強めなこの台詞もまた、東京ラブストーリーを人気ドラマたらしめた理由の一つと言われている。
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最終更新:2024/12/13(金) 00:00
最終更新:2024/12/12(木) 23:00
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