コクーンシティとは、さいたま新都心駅東側にある商業施設の総称である。運営は片倉工業。
ここではかつて存在した「大宮カタクラパーク」についても述べる。
コクーン1(旧・コクーン新都心)、コクーン2、コクーン3(旧・イトーヨーカドー大宮店)、パークサイドビルで構成される大型商業施設である。
コクーンシティ開業までは、コクーン新都心と大宮カタクラパーク(イトーヨーカドー大宮店、パークサイドビルなどで構成)が営業していたが、コクーンシティオープン時にコクーンシティに統合されている。
コクーンの由来はもともとコクーンシティの土地は絹糸(繭(=コクーン)から絹糸が作られる)の製造で知られる片倉工業(富岡製糸場を長年に渡って運営・所有していたことでも知られる)の所有であったことによるもので、運営も片倉工業が行うことになったため、採用されたもの。
もともと、コクーンシティの土地には片倉工業大宮製作所が存在しており、その土地の一部を利用する形で1967年にカタクラゴルフセンターが、1983年にイトーヨーカドー・パークサイドビル・ニューライフカタクラ・カタクラ住宅展示場を合わせたロードサイド店舗「大宮カタクラパーク」が開業した。
その後、1989年に国鉄大宮操車場跡地の再開発が決定し、東側も再開発の対象となったため、片倉工業は大宮製作所の機能を1992年に加須市の工場に移転させた。しばらくは首都高速道路などの建設工事のため、土地を都市基盤整備公団に賃貸していたことから、大宮製作所跡地の計画は未定となっていたが、2001年に第一期事業計画(コクーン新都心→コクーン1)を発表。この時点では2003年に土地が都市基盤整備公団から返却されることから、返却後にすぐに着工し、2004年春の開業を目指していた。
しかし、施設の設計変更・縮小があったことや土地から有毒物質が検出されたことから、着工は半年遅れ、コクーン新都心が開業したのは2004年9月にずれ込んだ。なお、さいたま新都心駅が2000年に開業したこともあり、コクーン新都心だけではなく、大宮カタクラパークの集客も上がることになった。
コクーン新都心開業からしばらくはコクーン新都心と大宮カラクラパークの2体制で営業していたのだが、コクーン新都心が順調なことから、2012年に第二期事業計画(コクーン2の開業とコクーン3のリニューアル計画)を発表。同年にカタクラゴルフセンターが閉鎖し、2013年に着工。2015年4月にコクーン2が開業し、コクーン新都心はコクーン1に改称した。一方、大宮カタクラパーク部分についてはニューライフカラクラは2014年12月に閉店し、平面駐車場となった。また、イトーヨーカドー大宮店は2015年3月に閉店後、コクーン2に移転(この段階で大宮カタクラパークはコクーンシティに統合された)。建物自体はコクーン3として2015年7月にリニューアルした。最終的な営業面積はコクーン1・2・3で、約73,000m2。
なお、現在住宅展示場となっている部分も第三期事業計画として再開発が予定されている。
さいたま新都心駅東口から目の前にある地上2階建の建物。北館・東館・南館で構成されており、これらの商業棟に約100店舗の専門店が入居する。主な店舗としてスーパーマーケット「ライフ」、「紀伊國屋書店」、映画館「MOVIXさいたま」がある。このうち、MOVIXさいたまについては埼玉県の映画館としては駅近で規模が大きいこともあり、多くの新作映画が上映され、映画のイベントが実施されることも多い。
フードコートとして「フードバザー」、「グルメアリーナ(ライフ内)」がある。
商業棟の奥には約1000台が駐車可能な地上3階建の第1駐車場(立体駐車場)が設置されている。
開業から長らくは「コクーン新都心」を名乗っていたが、コクーン2(後述)のオープンと同時にコクーン1に改称した。
カタクラゴルフセンターとイトーヨーカドー大宮店立体駐車場跡地にオープンし、地上3階建の建物に164店舗の専門店が入居する(一部はコクーン3寄りの独立した建物に入居)。
「コクーン1」とは連絡通路(2階)で結ばれている。駐車場は、屋上の第2駐車場(約600台)、立体駐車場の第3駐車場(約900台)、平面駐車場の第4駐車場(約500台)がある。
主な店舗として「イトーヨーカドー」、「無印良品」、「H&M」、「ユニクロ」、「ABC MART」など。フードコートとして「コクーンキッチン」、レストラン街として「コクーンダイニング」がある。
また、イベント広場として「コクーンひろば」が設置されており、イベント時に使用される。
「イトーヨーカドー大宮店」だった建物をリニューアルした上で、2015年7月17日にオープンした(当初は同年秋であったが、前倒しとなった)。主要テナントとして「ヨドバシカメラ」(B1F~2F)、スポーツショップ「Victoria SPORTS MALL」(3F)、植物・ペットショップ「MULBERRY GARDEN」(1F)が入居している。
もともとは「イトーヨーカドー大宮店」であり、「大宮カタクラパーク」の一部としてオープン。イトーヨーカドー大宮店を核店舗として、27の専門店が入居していた。地上3階・地下1階建。もともとは東側に立体駐車場が存在していたが、コクーン2の工事のため2014年1月14日に北側に新たな立体駐車場が設置された(現在のコクーンシティ第3駐車場)。
「イトーヨーカドー大宮店」としては2015年3月1日に閉店した(当初は2月28日閉店予定だったが、急遽延長した。このため、専門店に関しては2月28日に閉店している)。なお、イトーヨーカドーについてはコクーン2に新店舗が開業している。
なお、イトーヨーカドー時代にはイベント広場として「カタクラウッディー広場」が設置されていたが、新たにコクーン2に「コクーンひろば」が設置されることから、イトーヨーカドー閉店と共に役目を終えた。
コクーン3の西側にある細いビル。「マクドナルド」、「日高屋」、「デニーズ」、「ザ・ダイソー」などが入居している。ロードサイド店舗だった名残のようなもので、「マクドナルド」はドライブスルー対応となっている。このビルについては「大宮カタクラパーク」の一部としてオープンしたが、コクーンシティオープン後はコクーンシティの建物として扱われている。
「埼玉県大宮住宅展示場」として開業。後にさいたま新都心の街開きの際に「さいたま新都心カタクラ住宅展示場」に改称し、コクーンシティオープンと同時に現在の名称となった。27棟のモデル住宅が展示されている。なお、一部区画は2014年6月からソフトバンクモバイルのネットワークセンターが稼働している。
将来的には再開発が行われる予定であるが、具体的な計画は未定となっている。
その他の施設として、結婚式場「ガーデンヒルズ迎賓館」、自動車販売店「レクサスさいたま新都心」「Volkswagenさいたま新都心」、コンビニエンスストア「デイリーヤマザキさいたま吉敷町店」がある。
かつて存在していた屋外ゴルフ場。コクーン2の建設工事に伴い閉鎖された。
イトーヨーカドー大宮店の北側にある平屋建てのホームセンター。開業当初は「カタクラ園芸センター」であった。周りは平面駐車場に囲まれている。
2014年12月14日に閉店した後は、建物は取り壊され、平面駐車場となった。
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
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