ザ・警察官とは (ザケイサツカンとは) [単語記事]

ザ・警察官とは、KONAMIが2000年にACで、2001年にPS2で発売した社会派アクションガンシューティングである。

当ゲーム概要

眠らない街、新宿歌舞伎町。
今日もこの街のどこかで強盗、傷害、殺人、密売と言った様々な犯罪が行われている。
そして今回我々は、アメリカからの大量の拳銃密輸を目論む指定暴力団”極道会”の、
秘密取引の情報をキャッチした！

平和な市民生活を脅かす暴力団犯罪と日夜戦う警察官たち。
そんな彼らの勇士を、このゲームは克明に描く！

ナレーション：田中信夫

暴力団組織・極道会と警視庁による大規模戦線を描いた、架空の新宿を舞台の中心とするガンシューティング。

システム紹介

中型アップライト筐体にプレイヤーの姿勢を感知するセンサーを備えており、プレイヤーの動きに合わせてプレイヤーキャラクターの姿勢（視点）がリアルタイムに変わり、物陰に隠れたりといった行動を行う斬新なシステムが取り入れられている。

欠点として、棒立ち状態から左右移動・屈伸のようにしゃがむ事で回避を行う必要があるため長時間行うと結構疲れる。もちろん残り時間もあるため、安全な場所に隠れっぱなしという事もできない。

隠れると同時にリロードを行う、というよりﾁｬｯﾁｬｯﾁｬｯﾁｬｯと一発ずつ神速手込め入力が始まる。

演出

ライフ制を採用しており、敵からダメージを受けたり一般市民や仲間を撃ってしまうとライフ減少。この際、田中信夫のナレーションとマスコミチックな演出により、本作を象徴づけるインパクトを与えている。雰囲気は氏がナレーションを務める警察24時さながら。

死亡した際は冒頭の「プレイヤー殉職」の演出が、一般人や仲間を撃つと悲鳴と共に「警察官、一般人を誤射」「警察官、同僚を誤射」と新聞の一面のカットインが入る。

逆に「警察官が発砲」「犯人射殺」の類は一切無い。

昇進

また、素早く正確に敵を逮捕に追い込むほどリアルタイムで階級昇進していく。昇進ごとに残りタイムやライフ獲得ができ、警視総監に昇進すればライフ 100個をゲットできる。

巡査 → 巡査長 → 巡査部長 → 警部補 → 警部 → 警視 → 警視正 → 警視庁 → 警視監 → 警視総監

軽く書いたが最高ランクでは巡査から叩き上げの警視総監が最前線で戦う。
日本の警察ヤバすぎです。

ちなみに殉職・誤射した場合は階級が没収され、一番下の巡査からの再スタートとなる。
続編ではライフ＋５。

続編・その他

「ザ・警察官2 全国大追跡スペシャル」: ２作目。翌年2001年にリリース。; 一作目では最終ステージを除き新宿のみだった戦場を全国規模に拡大した。; 札幌・新宿・名古屋・大阪・神戸・博多といったステージが任意の順番で選択できる。; 一般警察官から特殊急襲部隊(SAT)まで武器や装填速度の特性の異なるキャラクターが選択できる。
一般警察官（リボルバー）の再装填がやたらと早い。; 一作目同様に警視総監にもなれるが、ライフ＋100ではなくなった。
「セイギノヒーロー」: 警察官はもちろん、自衛官や海上保安官にまで役職を広げた派生作品。2004年リリース。（ステージによって所属が異なる）道中で拳銃とは異なる武器を拾って戦う事になるが、ガンコンは拳銃型なので狙撃銃などは手振れが厄介。; 本作同様に、自衛隊や海上保安庁に準じた階級が下っ端からドンドン昇進していく。どうなってんのこの国