シャウアプフとは、漫画「HUNTER×HUNTER」に登場する人物である。
通称「プフ」。
NGL(ネオグリーンライフ)自治区で発生した巨大キメラアントの中の一体で、王直属護衛軍として生まれたキメラアント。
タキシードのような服を纏ったイケメン青年と言ったような外見で、頭から生えている触角とマントのような羽が無ければ人間と言っても差し支えないほど人間そのままの姿をしている。
猫混じりのキメラアントであるピトーや魔獣との混成であるユピーと違い、人間以外に何の遺伝子が混じっているキメラアントなのかはっきりしていない。
性格は王への忠誠心が極めて強く、その強さは忠誠を通り越して狂信とも呼べるほど。
より正確に言うならば、「王」への狂信ではなく「自分が考える理想の王」への狂信と言うべきで、「王はこうあるべき」「こうであってはいけない」と言った信念(思い込み)のために、裏で暗躍してその障害になりそうな要素を事前に排除しようとする。
細かい事から勝手に妄想を広げ、自らの至らなさを恥じて「護衛軍失格だ、王が世界を支配したら自分は死のう」等と勝手に言い出したかと思えば、王本人に隠し事をしてまで王を「理想の王」にするための策略を巡らせたりする。
人間は取るに足らない生物で王(メルエム)によって一方的に支配・管理・駆除されるべきものと考え、王がその通りに計画を進めていた当初はただひたすら王に付き従っていた。
しかし「選別」までの余興として囲碁等のゲームを学んでいる時、コムギと出会って王の価値観に変化が生まれた事を危険視する。そのため何とかコムギを始末しようと考えるようになる。
なお、東方Projectに登場するキャラクター「リグル・ナイトバグ」とは、触覚やマントその他の服装が似ているため、動画のコメントなどにしばしばその旨のコメント(プフを見て「リグルw」等)があるが、似ている以外に何の関係も無いので注意。
ピトーのように具体的な形を取るわけでもなく、ユピーのように圧倒的な量を誇るという描写があったわけでも無いため、念能力の強さに関しては不明な部分が多い。何系の能力者なのかも分かっていない。
ただしそのオーラの「色」は極めて禍々しく、歴戦のハンターであるはずのノヴが、円の外からそのオーラを目視しただけで戦意を喪失し、脱出した後に髪の毛が全て白髪になってしまった程。後に決死の覚悟で再度宮殿へやって来た際にはその白髪が全て抜け落ちてしまった。
なお、この時ノヴは禍々しいオーラを見て、事前情報の偏りから「ピトーのオーラだ」と勘違いしている。
ピトーのオーラも(初登場時付近では)かなり禍々しいオーラだと言われていたが、キメラアントの巣の中でピトーを目撃したポックル(ゴンやクラピカと同期の新人ハンター)は恐怖こそしたものの、ノヴのような状態にまでは至っていない。
このことから、プフのオーラはピトーよりも遥かに禍々しい色だと思われる。
一方で、ノヴの同僚であるはずのモラウは、後にプフと一対一で戦う事になったが特に恐怖してはいなかった。
ただしこれは、ノヴは味方のサポートが期待できない単独潜入工作のプレッシャーの中だったのに対し、モラウはネテロ会長等も含めた総員突撃の中での一幕であったという違いがあるため、一概に比較は出来ない。
ちなみに、「円」の範囲はアメーバ状で最大2kmに及ぶピトーや、一瞬で宮殿の敷地の数倍の範囲を包み込む復活後のメルエムに比べればずっと狭く、先述のノヴが見て戦意喪失した当時は「宮殿の2Fをカバーするのが限度」と言っている。
正式名称不明。念能力であるかどうかも詳しくは不明。
念能力を習得したキメラアントの一部(ヂートゥなど)がプフに身につけさせてもらったと発言しているため、プフにこの手の能力がある事が分かるが、具体的な方法も一切不明。
ただし、自身の念能力の制約によって念空間の能力を失ってしまったヂートゥ(通常、このパターンでは二度と能力が戻る事が無い)が、大した苦労もせずに全く新しい能力を再度すぐに身につけていることから、既存の念能力の法則からある程度逸脱している強力な力だと分かる。
「本人に合った念能力を身につけさせる」とは言うが、上記のヂートゥが最初に習得した能力の制限時間設定が不必要に長かったことから、純粋に本人の才能を開花・育成する形で能力を目覚めさせるのではなく、プフあるいは本人の意志によって人為的に能力を植えつける側面がある。
感情や記憶を消さなければレオルとヂートゥのように短期間で繭から出て能力を取得できる。
パームがキメラアント化すると共に手に入れた念能力もこれによるものだと思われるが、キメラアント化のために包まれていた繭そのものがプフの能力であるかは不明。ピトーと共同して短期間で忠実な洗脳兵を作ろうとしたが失敗に終わり、ピトーの力を借りずに前世の記憶を消してゆっくりと目覚めさせる方がかえって好都合と確信する。
相手の周囲に自身の羽の麟粉を撒く事でオーラの流れを鮮明にし、相手の感情や思考を読み取る。
能力そのものはオーラの流れを読むだけであり、オーラの流れや配分から感情やその時の思考を読むのはプフの頭の仕事である。
分裂する大きさ・数は自由自在だが、サイズと数は反比例する。多数の分身を生み出そうと思えばそれだけ個々のサイズを小さくしなければならず、必然的に戦闘能力も下がってしまう。
肉眼で見えなくなるほどまでにサイズを小さくすれば、戦闘能力は低下するものの発見される危険も減るが、「本体」は最小でもハチ程度の大きさまでにしかなれず、容易に発見・攻撃されてしまう。
分身を寄せ集めて擬態させ、「分裂していない本人」を装う事も出来るが、戦闘能力は格段に低い。
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最終更新:2025/02/18(火) 06:00
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