ジョージアガイドストーン(Georgia Guidestones)とは、アメリカ合衆国ジョージア州にあった石板群である。現在は爆破され現存していない。が、日本の香川県高松市にレプリカがある。
1980年にアメリカ合衆国に建立された、花崗岩(火成岩の一種)製のモニュメント。後述するその内容が不気味、オカルト的で、様々な都市伝説や陰謀論で言及され、日本でも「やりすぎ都市伝説」などの番組で関暁夫が紹介したことで有名になった。
1979年にクリスチャンと名乗る人物が発注し、翌年公開されたが、この人物の名前は偽名であり誰が発注したのかはわかっていない。その石板には8つの言語(英語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、ヒンディー語、スワヒリ語、ヘブライ語、中国語の比較的話者数や地域が大きい言語)で刻まれた十戒のようなメッセージとヒエログリフや古代ギリシャ語など現代では使われなくなった言語で短いメッセージが刻まれていた。その内容は
新しい生きた言葉で人類を団結させる
熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する
というものであった。他には「理性の時代へのガイドストーンとする」などのいくつかの短い文章も書かれていた。公開当初から、一部の人たちからは「キリスト教から見て異教の礼拝所か悪魔崇拝、乃至は太陽神信仰の神殿ではないか」「反キリスト教的である」「破壊するべき」などと批判されてきたが、それ以外にも特に最初の「人口は5億人以下を維持する」という文章から、「人口を削減する計画があるのではないか。例えば、核戦争を起こしたり、致死率の高いウイルスや細菌をばら撒いたりして、わざと人口を減らすことを企んでいる者がいるのではないか」などという都市伝説や陰謀論が生まれることとなった。
陰謀論的なものを除けば、作られた理由は「特に何の意味もないが、わざと意味ありげな不気味な文章を書いて話題を呼び注目されるために作ったのではないか」「今いる文明が崩壊した時に、生き残った人たちが文明を再建する際に、場合によっては人類滅亡後地球に降り立った宇宙人や新たに別の生物から進化し現れた知的生命体が文明を築いた際に、次の文明が滅ばないようにその戒めとして作ったのではないか」などと言われている。しかしながら、現在では何のために作られたのかはわからないものとなっている。
2022年7月に、何者かによって爆破され、完全には破壊されなかったものの危険であるとして解体撤去された。結局ジョージアガイドストーンとは何だったのか、どのような意味で作られたのか、誰がなぜ爆破したのか、真相は闇の中である。
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最終更新:2024/06/06(木) 20:00
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