ジークベルト・ザイドリッツ(Siegbert Seidritz)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。CV.村田則男。
帝国軍人。若白髪の混じった煉瓦色の髪(OVAではくすんだクリーム色の髪)を持つ青年士官。
帝国暦458年ないし459年の生まれ、マル・アデッタ星域会戦(新帝国暦2年1月)時点で31歳。
帝国軍総旗艦<ブリュンヒルト>の艦長を務めるが、皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムの総旗艦である<ブリュンヒルト>の艦長職はただの戦艦にとどまらない「移動する大本営」の運用責任者であり、また格式の関係上もあって、ザイドリッツはローエングラム朝銀河帝国軍准将の階級を有している。
<ブリュンヒルト>艦長としてはカール・ロベルト・シュタインメッツ、ロイシュナー、ニーメラーの後を継いだ四代目にあたり、マル・アデッタ星域会戦の時点ですでにもっとも長く艦長職を務めている人物であることから、<ブリュンヒルト>艦長への着任は新王朝成立以前のことと思われる。
「六代つづけて地上では死ななかった」ことを誇りとする純血の宇宙船乗り一族出身であるだけに、操艦能力を始め戦艦の艦長たるに相応しい非常に優秀な技量を持つ。また、他の艦とは全く異なる判断を要求される皇帝の乗艦の指揮官としての能力も極めて高く、皇帝ラインハルトのみならず乗員からも信頼されている。「移動する大本営」と称される帝国軍総旗艦を運営する才覚も十分に有しているようで、「帝国軍の至宝たるブリュンヒルトの艦長としてほぼ完璧に近い能力の所有者」と評されるほど。
性格は謹厳。味方の到着の報に奇声を上げた部下をにらみつけるなど、総旗艦として相応しい秩序の維持にも心を砕いている様子がある。緊急時にも冷静で、シヴァ星域会戦でイゼルローン軍陸戦部隊に侵入された際、病床の皇帝が座乗する総旗艦であることを忘れて重火器を持ち出そうとする乗員を叱りつけ、副長マットへ―ファー中佐に防御指揮を執るよう命じている。
唯一ひとつだけ部下を辟易とさせる欠点があるが、それは酔うと「宇宙はおれの墓、船はおれの棺桶」という、題名からしてとにかく辛気臭そうな歌を歌い出すことである。ともあれ幸いにして、<ブリュンヒルト>はザイドリッツの棺桶にも、宇宙で最も華麗な棺桶にもならずにすんだ。
掲示板
6 ななしのよっしん
2017/01/21(土) 12:57:11 ID: 6SAVTqME86
マル・アデッタ会戦でブリュンヒルト周辺に砲火が迫った時、カイザーに交代許可を求めた際の落ち着いた様子が印象深いな。
>>5
ヤン艦長か……なんかどこぞの無責任艦長の姿と重なるなあ。
7 ななしのよっしん
2017/04/09(日) 08:49:08 ID: bCozptcdnM
>>5
副長としてパトリチェフ辺りがセットで任命ならなんとかやれたかも?
8 ななしのよっしん
2019/10/27(日) 10:09:10 ID: i5eEuJG6fH
というか昇進システムの都合上目立った功績を挙げられないと提督クラスに成れないし艦長経験者じゃないと功績を挙げる機会が少ないとも言える
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/16(火) 13:00
最終更新:2025/12/16(火) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。