ニシツノメドリとは、チドリ目ウミスズメ科ツノメドリ属に属する鳥の仲間である。パフィンとも呼ばれる(英名がアトランティックパフィンであるが、アトランティックが略されてパフィンと呼ばれるため)。渡り鳥である。
ペンギンを彷彿とさせるような黒と白の羽毛と、とてもカラフルなクチバシを持つ。足の色は橙から赤色をしており、カラフルなクチバシからは油分を分泌できる。この油分によって水をはじくことができ、長時間水の上で浮かぶことが可能となっている。
体長は25㎝ほど、重さは500gほど。寿命は野生下では20年以上にも及び、飼育下では30年以上も生きる。動きの特徴としては「飛んで泳いでちまちま歩く」といえるようなもので、小さめな羽をうまく使って水を掻き、足で舵を取る。さすがにペンギンほどの潜水能力はなく水中には20~30秒ほどしかいないが、水深50mまで潜ることができる。もちろん、この羽を使って飛ぶこともできる。
なお、繁殖のとき以外は陸地に降り立つことはほとんどなく、外洋で過ごす。クチバシがカラフルなのは基本的に繁殖期のみで、冬場にはくすんだ灰色になる。春先、営巣する場所に降り立つと、ちまちまと歩く。その歩く姿はペンギンのようで、ペタペタという感じに脚を動かし、クチバシで巣の手入れを行う。穴を掘ることもでき、草でフカフカの巣をつくる。
主にイカナゴやニシンといった小さな魚を食べる。たくさんの小魚をそのクチバシに加え、雛の元まで運ぶことができる。これができるのには理由があり、クチバシの縁はギザギザしているため、咥えた魚を逃がすことなく運べるということである。
生息地はその名の通り大西洋側で、ヨーロッパ北部や北極海周辺、北アメリカ北東部、アイスランドなどの大西洋北部。渡り鳥なので基本広い範囲に及ぶ。日本では、那須どうぶつ王国で観ることができる。その姿からアイスランドでは人気者。多くの人から愛されている。
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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