ニラとは、ユリ科の多年草。独特の風味のある葉が食用野菜として用いられる。
【分類】(クロンキスト)ユリ目ユリ科ネギ属(APG)クサスギカズラ(アスパラガス)目ネギ科ネギ属
【学名】Allium tuberosum
(学名の由来)Allium→「匂い」を語源とするニンニクのラテン語古名から/tuberosum→塊茎の
ニラとは、植物の一種である。
8-10月頃に白色の小さな花が一株に多数咲き、ユリ科の他の花と同じく、花弁は6枚に見えるが真の花弁は3枚である。中国北部ではこの花のつぼみを用いた韭花醤という味噌が一般的である。
食用としても使用されていて、独特の臭気があり欧米では匂いをニンニクに喩えられる(英名が"Garlic chives")が、実際にはチャイブの香りに近い。栄養を多く含む緑黄色野菜の一つとして知られており、餃子・ニラ玉・ニラレバ炒めなどの料理や鍋の具に使われる。
スーパーで売られているものを食べる分には問題ないが、野生や自家栽培のものを食べる時は、しばしば混じって生えているスイセンの葉と誤食しないように注意すること。鍋に放り込む前に冷静になって葉の匂いをかげば、違いは明らかである。
日本の他、中国・韓国・ベトナムなどアジア各地で古くから食用にされており、日本では古くは女房言葉でニラのことを、ネギ(ひともじ)に対して「ふたもじ」と呼んだことはよく知られている。ニラの生産量が最も多いのは高知県で、第2位は栃木県である。しかし、作付面積に関しては、福島県と栃木県が日本一を争っており、高知県のそれは全国第6位でしかない。高知県の生産量が日本一になる理由は、ニラは暖かい土地の方が生育が早いため、高知県では単位面積あたりの収穫量が多くなるからである。
ネギと同様に薬効成分の硫化アリルを含む。(…ってことはニラを尻の穴に刺しても効果があるのか?)
ニラと同じネギ属の植物にはネギなどがある。ネギ属に含まれる植物についてはネギの項目を参照のこと。
ニラPの名前の由来はニラを扱った代表作「ニラ」からである。→「ニラ」の動画記事へ
しゃべるインコ、ローズの別名がニラである。詳しくはローズ&柴犬りょうの項目を参照。
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最終更新:2024/12/22(日) 15:00
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