ミラ(恒星) 単語


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ミラ

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ミラ(恒星)とは、くじら座οオミクロンであり、代表的な「脈動変光星」の一つ。

概要

恒星変光星連星
ミラ Mira
符号 くじら座ο
距離 300光年
ミラA(くじら座οA)
スペクトル型 M5-9e
表面温度 2918~3192K
視等級 3.04
絶対等級 2.0〜10.1
半径 太陽332402
質量 太陽の1.18倍
太陽の8400~9360
分類 赤色
ミラB(くじら座οB / VZ
スペクトル型 DA
視等級 9.5
半径 太陽の5.2倍
分類 白色

ミラ歴史上最初に発見された代表的な「脈動変光星」として知られる。詳しくは「変光星」の記事を参照してほしいが、簡単に言うと膨らんだり縮んだりして見かけの明るさが変わるである。

小さいときは8割位のサイズまで縮み、単位面積あたりの明るさが増えて明るくなる。

明るさは2.0~10.1等の間を約332日周期で行ったりきたりしており、周期によりバラツキがあるがざっくり3~9等くらい。一番暗い状態から本気を出すと1700倍ほど明るくなる。1779年には1等アルデバランくらいまで明るくなった記録が残っている。

6等以下になると裸眼では見えないため、地球上の人類からすればミラは消えたり現れたりするといえる。

1923年には伴の存在が発見され連星であることが判明した。55単位ほど離れた所にあるくじら座VZ(こっちも変光星)と共通の重心で回り合っており、ミラはこれにガス)を速200kmという猛な勢いで吹き付けている。

また、ミラガス放出しながら恒星としてはトップクラス130kmほどの高速で移動しているため、恒星のくせに彗星のように尾を引いており、眼では見えないがその全長は13光年にもなる。

つまるところ膨らんだり縮んだりするわ、消えたり現れたりするわ、ガスを吹いたり超スピードで尾を引いたりするわ、恒星とは思えないようなだいぶアグレッシヴなである。少しは落ち着いたらどうか。

まんがタイムきららキャラット4コマ漫画恋する小惑星」では、主人公の「木ノ幡みら」が自分と同じ名前であるこのを知ることが天文学興味を持つきっかけとして描かれている。

発見の歴史

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最終更新:2025/12/11(木) 07:00

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