ワレス(ファイアーエムブレム)とは (ワレスとは) [単語記事]

兵士強化マニュアルワレスとは、ゲーム『ファイアーエムブレム烈火の剣』の登場人物である。

我が名はキアランの重騎士ワレスなり!!

リキア地方にあるキアラン家に仕える騎士隊の男性。騎士隊の隊長であったが、引退して畑を耕す生活を送っていたが、ラングレンからの公女リンディスの名を語る不届き者を討つべくリン達の前に現れたが、リンの態度や顔つきを見てすぐにリンが本物のリンディスであることを察知してリンの味方につく。

騎士団見習いのときに元々気が弱く細面であったワレスに戦いを教えてくれた傭兵に強い尊敬と感謝の意を抱いており、「生涯、民達のために戦うこと」「戦いの技を悪に用いないこと」を長年守りながら己を鍛えるための鍛錬を怠らない人物で、その鍛錬方法を記したマニュアル『兵士強化マニュアル』でキアランの騎士隊を鍛え上げようとしている。なお、その『兵士強化マニュアル』は全速力で領地一周などのワレス基準の訓練であるため、ウィルやセインからは苦手意識を持たれている模様。

長年キアランの騎士として席を置いてきた忠義に熱い彼だが、リンの祖父のハウゼンの命令でハウゼンの娘・マデリンとワレスの友人のハサルの駆け落ちの阻止に向かうが、見送ることが主君のためになる行動と考えて意図的に見逃した経験を持つ。

戦後はキアランに帰還して騎士隊として若手の指導に励んだ…のかと思いきや、キアランに帰還できずに何故かイリア地方にたどり着き、何故かそこで土地を耕し始める。キアラン(エレブ大陸中央)に向かおうとしてリン編では目的があったとはいえベルン王国（エレブ大陸南東）に、エリウッド・ヘクトル編ではイリア地方（エレブ大陸北東）にたどり着くワレスの明日はどっちだ。

見よ!このわしの勇姿!!

烈火の剣

クラスはアーマーナイト…なのだが、ノーマルのリン編第9章にて発生する『クラスチェンジチュートリアル』として強制的にクラスチェンジをさせられるユニットなので、リン編(ノーマル)の場合は開始直後にクラスチェンジをさせられるため実質ジェネラルになる。
なお、ハードの場合はこのチュートリアルが発生しないため、次に出会うことがあればジェネラルではなくアーマーナイトになる。なのでアーマーナイトのままワレス加入ルートに進むことでレベル20でのクラスチェンジも可能になるのだが…。

リン編終了後に加入するオズインと比べるとレベルの割にオズインよりも劣るステータスが加入時点で存在しており、またアーマーナイトに必要なHPや守備がオズインよりも低いため、前述のクラスチェンジも相まって使う際にはかなり苦労を強いられる…が、その性能などよりも問題あるのはワレスのエリウッド及びヘクトル編での加入で、なおかつ3人のロードのレベルが合計でLVの合計が49以下という条件時に行ける分岐ルートなのだが、本マップは索敵マップであり、霧に紛れて敵が攻撃してくる中、孤立して戦う友軍のワレスに話しかけに行く必要がある。敵将のロイドも高ステータスと高必殺率を持つソードマスターで強敵な上、索敵マップでありながら村の訪問などの任務もこなさないといけないため、比較的優しいとされるエリウッド編においても難しめのマップ。

ヘクトル編に至ってはあろうことかその敵将がマップ中央に堂々と鎮座している(エリウッド編ではマップ最奥の城門傍)上に攻撃範囲に入ると突撃してくる。つまり、霧の中から速さ20超えのソードマスターが自軍に攻撃を仕掛けてくる中、ワレスの救出も試みる必要があるという鬼畜仕様なのだ。最悪の場合ワレスがその敵将に自ら攻撃を仕掛けに行こうとする可能性もあり、前作のトレック顔負けの問題児となっている。しかも前述で触れたワレスをリン編ハードで騎士の勲章を使用してない場合はアーマーナイトでの登場になるため、そこも大きな注意点となる。ハードモードに至ってはザコ敵相手でもあっさりやられる辺りもそっくりである。