七星剣とは、道教に基づいて作られた、北斗七星の描かれた刀剣のこと。
中国刀剣で、日本にもあるが、反りなど日本刀の特徴をすべてそろえていないので厳密には日本刀といえない。北斗七星が描かれた刀や剣のことで、退魔剣などの呪術的な要素があると信じられた。
中国のものは例えば三国志演義では曹操がこれで董卓を殺そうとしたが、気づかれそうになったので「いやー、実は見事な名刀が手に入ったので董卓様に献上しようと思いまして」と誤魔化し事なきを得た、というシーンで出てくる。
日本には法隆寺と四天王寺に現存していて、いずれも聖徳太子の刀だったといわれている。所謂直刀で、日本刀ではないが平安前期までは直刀が普通だった。中国刀剣の影響がまだ残っていたためであろう。正倉院にも3本残っており、本当はもっとあったのだが恵美押勝の乱で持ち出され、使用者が戦死したのか持ち逃げしたのか、3本しか残っていない。千葉県成田市では古墳から出土し話題になった。
模擬刀があればよかったのだが、ほとんど所謂日本刀である。日本刀にしか芸術性を認めていないのと、需要がないのであろう。中国風水のグッズを扱っているお店では置いていることもあるので各自買ってください。
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最終更新:2024/11/08(金) 08:00
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