サガフロンティア2 単語

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サガフロンティアツー

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ジニー・ナイツ

サガ フロンティア2SaGa Frontier2)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年に発売したPlayStationRPGである。サガシリーズとしては8作に当たる。

概要

メカ等のSF要素が多かった前作サガ フロンティアから一転、再び純ファンタジー世界観となった。

万物に宿る「アニマ」を使い、術を使うのが当たり前の世界に生まれた術不能者「ギュスターヴ13世」と、その時代ので暗躍するエッグという存在に立ち向かうディガー「ウィリアム・ナイツ」。二人の主人公、及びその意志を継ぐ者達によって描かれる、約100年に及ぶ物語を垣間見ることになる。

BGM伊藤賢治から浜渦正志に変更になり、しいイトケンBGMから、流麗なBGMに一変した。この変更には発売当初は従来のファンからの不満も出たが、本作の作に見事にマッチしているため、今ではBGM素晴らしいRPGとして紹介されることも多々ある。

同じメロディが場面によって様々にアレンジされると言う独特なサウンドは、浜渦の「場面転換ごとに全く違う曲が必要なのか?」と言う既存ゲームサウンドに対する疑問への、一つの回答である。盛り上がる場面で印的に回帰するメインメロディに心揺さぶられるファンも多い。ちなみに、使用しているメロディモチーフは大きく分けて3種類。たったこれだけ(とはいえ、どのモチーフも使っていない曲もあるにはある)の旋で70曲以上の楽曲を手がけたのは見事という他ない。

グラフィックも、3Dポリゴン化が進むRPGにおいて淡い画のような色調を持った2Dグラフィックを採用しており、グラフィック面でも評価は高いが、反面前作にあったような手な戦闘演出が軒並み抑えられてしまい、地味、とする者もいる。しかし、敵味方ともにバトルのモーションは格段に増えており、PS1スペック不足が露呈、バトル中に細かな読み込みが発生するようになりどうしても処理に時間がかかるため、バトルスピードが前作にべて遅くなっている。これを逆手にとって連携がどこまでつながるかは実際に連携してみないとわからないように設計されている。

本作はPocketStationに対応、お気に入りの連携を保存できる「コンボポケット」と、ツール発掘ゲームGo!Go!Digger」がある。本作では武器が消耗品のため「Go!Go!Digger」はいくらでもアイテム補充が効く便利ツールであり、本作の七星剣はこれでしか入手できない。PocketStationのダウンロードポイントは全てのに存在している(ゲーム中序盤に1度しか訪れないヤーデにすらある)。それぞれの場所で契約するディガーに違いがあり、特定ツールを発掘しない、発掘中にサボる度合の個人差がある。発掘中に怒って逃亡することもあり、その場合はダウンロードポイントで新たにディガーと契約しなおす必要がある。

お金はCR(クラウン)という単位で使い方は基本的には他のRPGと同様だが、いくつか特徴がある。まずお金の管理は各主人公独立しており、初期値は1000CR。主人公世代交代してしまうと持っているCRは全て駄になってしまうので、使い切ることが則。このほかにチップという単位が存在し、ツールが壊れた時や処分したときに入手する。こちらは全主人公で共用。一定量毎にCRと交換することができ、一度に大量の交換をした方が効率がいい。また、隠しパラメータだが「チップ流通量」という数値があり、これはチップが増減した際に同じ値が別に加算される。ツールの特注をする際に必要な数値で、一定以上のチップ流通量がないとツール製作はできなくなっている。注文するツールによってはスキルレベルめられるため、ゲームクリアまで特注ツール欄が欄だらけだったプレイヤーは多いのではないだろうか。なおツール製作にもチップが必要で、製作したツールで消費した分だけ流通量も減る。特に製作で入手できるソウルクリスタルは本作では数少ないLP回復アイテムのため、最終シナリオに備えて多めに用意しておくことになる。

独特すぎるシステムを数多く採用している為、熱ファンが存在する一方苦手とする人も少なくない。熱ファンからも人を選ぶ、と言われる賛否両論の作品であるが、根強いファンを獲得している事も確かである。

システム

シナリオ選択式となっており、シナリオクリアする事で新たなシナリオが出現、これを繰り返して最終シナリオしていく。中には戦闘のない、イベントを見るだけのシナリオも多数ある。シナリオギュスターヴ編、ウィル・ナイツ編の2編が絡み合って進行する形になり、条件によっては他編のシナリオクリアが出現条件になるシナリオも存在する。未選択シナリオを多く残した状態だと出現しないシナリオがいくつか存在するため、初回プレイではきちんと順を追ってどちらのストーリーも並行して進める必要が出てくる。

歴史を体験するという性質上ゲーム中で何度か世代交代が発生し、前半で育成したキャラクター引退死亡などにより後半に使えなくなってしまう問題がある。その分、後で登場するキャラクターは初期のステータス値が高めに設定されているが、基本的に育てなおしになってしまう。

プレイヤーの選択によって歴史矛盾が起こらないよう調整されている。
(例1)「タイクーン・ウィルプレイ前に「アニマ教の噂」をプレイした場合、パトリックとはヴェスティアで初めて会ったことになるため、ラウプホルツに登場しなくなる。
(例2)「グラン・ヴァレを越えて」でラベール仲間にしなかった場合、「タイクーン・ウィル」開始時にパーティにおらず、ラウプホルツにいるラベール仲間にしないとヴァイスラントに進めなくなる。
(例3)「鉱山崩壊」でジュエルバンドを拾った場合、「モンスターの巣へ」で訪れたときに宝箱が登場せず、回収していなかった場合はここで入手できる。
(例4)「対決アレクセイ」で石切場のつりを爆破した場合、「エーデルリッター」で訪れたときに反映される。

シナリオによっては、宿屋に行けない、買い物が出来ない等の制限がかかることが多く、また機会を逃すとレベル上げ用の敵とも戦えなくなってしまう可性があり、ラスボス戦で詰むプレイヤーが続出した。

また、軍隊戦を再現した簡易シミュレーション「コンバット」と言う形式のシナリオもあるのだが、これの最終戦サウスマウンドトップの戦い)が高難易度であった為、これで詰む人も続出した。

戦闘システム

従来のパーティバトルに加え、敵と一対一で戦う「デュエル」が登場。デュエルでは装備欄にセットした技や術を選択するのではなく、「切る」「突く」「ためる」「払う」「身を守る」等のデュエルコマンドを組み合わせて行動する(いわゆる「ひとり連携」)。この際、特定コマンドを組み合わせることによっても、技や合成術を合成習得する事が出来るようになった。また、デュエルにはプレイヤーキャラクターが専用のグラフィックで登場する。

デュエルは「コマンドを知っていれば序盤でも運次第で上級技を習得可」というメリットがある(事実ウィル編最初のシナリオの時点でかめごうら割りや活殺衝、ベアクラッシュに焼殺が合成習得可)。その反面、バトル後成長できるのはデュエルしたキャラクターのみで、WP/JP/装備品の消耗が速まってしまうというデメリットもある。また一部のアーツにはデュエル用の裏コマンドが存在し、合成習得の成功率が表コマンドより高いという性質も持っている。(例)炎をメインとした合成術「焼殺」の表コマンドは「炎⇒炎⇒⇒石」だが、裏は「炎⇒炎⇒石⇒」になっている。

パーティバトルになるかデュエルになるかはどの敵と戦闘に突入したかによって決まっており、どちらか選択できる場合もあれば強制的にパーティバトルデュエルに突入する場合もある。一部キャラクターデュエル不可に設定されており、バトルスタイルの画面で確認できる。デュエル不可のキャラクターシナリオ終了後装備回収屋から装備を回収できないため、重なクヴェルなどを持ち逃げされてしまう危険がある。

前作から登場した連携は今作にもチームバトルに発展して引き継がれた。バトルシステムディレクター小泉今日治によると、前作は適当に技を選んで繋がってくれと祈る展開が多かったため、今回は狙って連携を作り出すことを重点的に設計している。アーツごとにそれぞれ連携しやすいアーツを設定しており、ロールや行動順もしっかり意識して狙わないとなかなか4連携ができないように作られている。今作は敵味方混じっての連携もあり、特に敵の自己強化技「メディテーション」を起点に組み合わせる連携はダメージアップのためよく狙われる。もちろん敵も連携するが、難易度調整のため、敵がやたらと連携はしないように設定されている。例えばギュスターヴ編最初のダンジョンであるヤーデ洞窟で出てくるキノコモンスター、ポーレンの一部の技は連携しないようになっている。連携できるようにしておくと固有技「突く」と「胞子」の連携で「突く突く胞子」という連携ができてしまい、キャラクターが一撃で落ちてしまう。語呂的には面いがその都合でディレクターは泣く泣くカットした。

「術」が「アニマ」を用いて使うモノとなり、「ツール」や「クヴェル」と呼ばれる装備品や、フィールドなどのアニマを引き出して術を使用する。例えばウィル編で最初に訪れるハン廃墟は石造りの建物のため、そこから石のアニマを得ることができる(地形からアニマを得るアイデアの基になったのは、前作で足元に落ちていたパイプを使って敵をっていたゲンさん)。戦闘中に術や合成術を使用すると、戦闘終了後に新たな合成術を学習できることがある。学習でしか習得できないものもあり、総じて強

ツールには耐久度が設定されており、一定回数以上戦闘で使用すると壊れる旧サガシリーズの要素が取り入れられた(戦闘中に壊れることはないが、耐久力が0になった武器は攻撃が落ちる)。耐久性に優れる鋼製品と、膨大なアニマを蓄える宝物のクヴェル耐久度無限であるが、鋼製品を装備するとアニマの流れを阻し、術の威が下がってしまう。(ただし、敵から受ける術のダメージも下がる)

ターン開始時にLPを1消費してHPを全回復させることができる。ターン中の行動ではないため、回復させた直後も通常のコマンドによる行動が可。本作ではバトル終了後にHPが25%しか回復しないので、HPの管理にも気を付ける必要がある。

世界観とバトルシステムがうまく融合されており、ディレクター自身「シリーズで最も世界観に合ったバトルシステム」とアルティマニアで語っている。しかしもっと作りこみたかったようで、特にデュエルはやりたかったことの6割くらいしか実装できていないらしい。

アーツ

バトルキャラクターが習得できる技や術のことを一括りにして「アーツ」と呼ばれる。本作ではか1人でもアーツを習得すれば、年代順関係しに全てのキャラクターが使えるようになる。これは「キャラクターが覚えたアーツプレイヤーの知識」という考えによるもの(メニューの「プレイヤーノート」はその考えの名残)。ただしギュスターヴは、術及び術技を使うことができない。

全部で6系統が存在。WPを消費して発動する技とJPを消費して発動する術技がある。術技は一部を除いてデュエルでの合成でしか習得できない。また、術と同様に対応するアニマを確保しないと使うことが出来ない。

体術

基本属性は打。稀にカウンターで反撃して攻撃を効化し、ダメージを与えることがある。押しのイメージとは裏に、敵の攻撃を下げたり、マヒさせたりと補助としても優秀。参照する武器攻撃いため、最大WP現在WPの差が大きいほど与えるダメージが高くなる(極限効果)という特徴がある。技系統で一術技が存在しない。術至上義の世界観のため、術を専門とする層には野蛮とされており、その設定の関係上で体術を使うことが出来ないキャラクターもいる。しかし皮なことに本作では体術が最強の系統である。

剣技

基本属性。稀にディフレクトで反撃して攻撃を効化する。このゲーム徴とも言える武器系統であり、金属製の武器が非常に多い。範囲攻撃や全体攻撃もあり、強武器も多いが、戦闘メインナイツ編では資質持ちのキャラクターはそれほど多くなく、リッチ、グスタフ、ジニーくらいしかいない。ギュスターヴ編では資質持ちが多い数少ない系統(ギュスターヴヨハンサルゴンが該当)であり、ウィル編でリッチが登場するまではギュスターヴ編が戦場となる。サンダイルでは最もポピュラー武器のため、アーツバリエーションは豊富。

斧技

基本属性と打。この技系統のみ反撃技がい。従来のサガシリーズと同様に成長度の高いものが多く、技の性は高め。ところがそれを活かせる攻撃を持った武器く、実用的な追加効果を持つ技もいため、非常に中途半端な系統になってしまった。作中でもうまく運用できるキャラクターは少ない。規重視の軍隊では、重量のあるは見向きもされなかった設定があるため、武器の種類も非常に少なく、金属武器が流通していない。「クヴェルは作らない」という示が出ていたが、それではあんまりだと思ったスタッフによって、ゴールデンアクスがこっそり作られたという逸話がある(一の耐久度品だが、レアアイテムな上に攻撃は低い)。ゴールデンアクス金属製品ではあるが、金は術を阻する性質を持たないため、これを装備してもJPが下がったり術の威が下がることはない。

杖技

基本属性は打。稀にブロックで反撃して攻撃を効化する。術と親和性の高い武器であり、他の武器系統とべて最大JP修正値が高めであったり、防御ボーナスのあるものが存在する。補助効果に優れた技が多いが、序盤から攻撃の高い武器が拾える上に店売り品も非常に優秀なので、攻撃も侮れない。またほとんどの技が連携と相性が良く、連携に組み込むことで攻撃アップと敵へのデバフ付与の効果が見込める。武器を必要としない体術を除けば、金属製品が存在しない。術を得意とするキャラクターの資質を持っていることが多いため、術技は術師アドバンテージを存分に生かせる。

槍技

基本属性風車と呼ばれる、他の武器とは違った特殊な回避技を持つ。序盤のシナリオで強なクヴェルを2つも入手できる上に、技の性も高いものが多いので、系統としては優秀な部類。ロマサガシリーズでは「竜槍」の名を持つ攻撃の高いが恒例化していたが、本作では「邪」と名を変えて登場。(ちなみに前作には自体が登場しなかった)。ナイツ編の大半のシナリオでは資質を持ったキャラクターがいる点も使い勝手の良さを上げている(コーデリア⇒リッチ⇒プルミエール)。

弓技

基本属性は射。稀に反応射撃で反撃して攻撃を効化し、ダメージを与えることがある。遠隔武器も術と親和性が高く、術技が非常に豊富なのが特徴。その反面、技のバリエーションは少なめ。音のアニマを持つ武器が充実している。性は決して悪くはないのだが、攻撃の高い武器が入手しづらく、資質持ちのキャラクターがそれほど多くないのが難点。ちなみに本作では、技以外で射属性を持つ攻撃は非常に少なく、敵専用技に至っても2種しか存在しない。サンダイルではを専門とするキャラクターしい設定なのだが、ウィル編では弓使いが多く登場する(ナルセスラベールレイモンロベルト)。これはスタッフによる意図的なもので、「必ず一人は登場するようにしないと使ってもらえないのではないか」と考えたため。

全部で7系統が存在。JPを消費して発動する。体術同様、極限効果がある。WPと違い、クヴェルを装備することでターン終了時に回復するJP量を増やすことができ、戦闘終了後に装備品による最大JP修正値までJP回復するため、ガス欠に悩まされることがない。学習でしか習得できないものもある。

植物癒しり、多くの補助術の素材となるアニマ。地形からも確保しやすく、ツールも豊富。術にはや木の葉による攻撃術もある。合成術のパターンも豊富で、攻撃から回復サポートまでこなせる。

鉱物の硬化をり、攻撃術から補助術まで幅広く使われるアニマと同様地形からも確保しやすい。石術の攻撃術はそれほど攻撃は高くないが、補助術は非常に有用。序盤はデルタペトラ石化による一掃が強だが、後半になるとロックアーマーやガードビーストなどの補助の役回りが多くなる。

熱による焼却をり、非常に攻撃的なアニマ。地形からはほとんど確保できない。一店売り品のクヴェルがある。音ほどではないが、ツールやクヴェルの種類が少なく、防具もアクセサリしかない。火術は攻撃術が豊富な上にどの術も性が高い。ファイアストームや焼殺にお世話になった人は多いことだろう。

元はによる癒しるが、雷による攻撃的な面も持ち合わせているアニマ。地形からの確保は氷河やなどそこそこ。の術技の素材になりやすく、術も非常に攻撃的な術がっている。

音波による錯乱り、に敵の妨を得意とするアニマ一地形から確保できない。音のアニマは近年発見されたばかりで歴史が浅いため、ツールはほとんど発達しておらず、クヴェルの種類も非常に少ない。店で入手することはほとんどなく、探索中に見つけることが多い。音術に有用な術はそれほど多くないが、これを素材とする他の系統の術には強な効果を持つものが多い。

動物などの生命り、味方を活性化させるアニマ。こちらも歴史の浅い系統だが、自然から採取できるため、音術にべ普及している。炎と同様に地形からはほとんど確保できないが、ツールとクヴェルには非常に恵まれている。術はどれも非常に使い勝手が良く、いわゆるハズレい。イメージの問題なのか、術の合成コマンドの占める率が非常に高い。

未解明

上記のどれにも属さない、その名の通り作中では属性が解明されていないアニマ。正体はアニマで、エッグが使う攻撃にの名を含んでいるのはこのアニマによるものであるため。その割にプレイヤーは、この属性アニマのクヴェルツールを見る機会が普通にあるため、格段にしい代物でもない(ウィル編最初のシナリオで未解明クヴェルを入手できる)。基本的には敵専用の術系統であるが、プレイヤーキャラが使えるアーツコメットフォール、メガボルト、プレスの3種がある。この系統の術はHPが攻撃に加味される。消費JPの割にダメージが伸びにくいのが難点。

登場人物

ギュスターヴ13世12201269)
ギュスターヴ ギュスターヴ13世
詳細はギュスターヴ(サガフロ2)を参照
ソフィー・ド・ノール12001239)
ギュスターヴ母親ノール家出身で、彼女と12世結婚したことでフィニー王ノール領は同盟関係となる。ギュスターヴが術不能者と分かっても彼をい、彼とシルマールと共にナ亡命。後にヤーデで病した。慈に満ちた女性で、ギュスターヴに最もを与えた人物。
ケルヴィン12211292)
ケルヴィン ケルヴィン(壮年) ケルヴィン(老年)
詳細はケルヴィンを参照
フリン12221269)
フリン
詳細はフリン(サガフロ2)を参照。
ダイク(12501289)
フリン息子ギュスターヴに似ず優秀で、若くしてギュスターヴ軍の軍団長をしている。ギュスターヴの死後はケルヴィンに仕える。
レスリー・ベーリング1221?)
レスリー
グリューゲルベーリンググリューゲル時代の荒んでいたギュスターヴ一正面から向き合った同年代の人物。後にヤーデへ作法見習いの修行に出され、そこでギュスターヴと再会。ギュスターヴが心を許す女性で、再会後は行動を共にし各地を巡った。ギュスターヴの死後はグリューゲルで余生を過ごすが、彼との間に子供がいたという説がある。
シルマール11961270)
シルマール
詳細はシルマールを参照
ネーベルスタン12051264)
ネーベルスタン
詳細はネーベルスタンを参照
ムートン11991267)
ワイド侯に仕える行政。弱者に優しく緊急時の対処を怠らないため住民に高評価を受けていたが、ワイドに相談なくそれらを行っていたため、劣等感を刺し謹慎を命じられる(本来ワイドで重要な決め事をするときは必ず領に相談するという決まりがある)。ギュスターヴに代わっても腕を振るい、シルマール依頼ネーベルスタンギュスターヴ下に入れさせた。領には当然礼を尽くすが、彼にとって本当に守るべき存在は民。彼がいなくなった後、ギュスターヴ帝国は財政が傾いたと言われている。パーフェクトワークスではギュスターヴに罷免されたとも
フィリップ12221255)
フィリップ
詳細はフィリップ(サガフロ2)を参照
マリー12271???)
マリー
詳細はマリー(サガフロ2)を参照。
ヨハン12431269)
ヨハン
詳細はヨハン(サガフロ2)を参照
ヴァンアーブル12471315)
ヴァンアーブル ヴァンアーブル
通称ヴァンシルマールに仕える見習い術士。後に高名な術師となりミーティアの師となる。ギュスターヴの死後、彼のを継ぐに相応しい人物を探すバトルキャラクターとしては最年少の13歳で初登場している。「暗殺者ヨハン」終了直後の町シナリオでのみ操作可。「暗殺者ヨハン」自体が条件次第で出現しない場合があるため、そうなるとゲーム中で彼を操作する機会はなくなる。これは師であるシルマールも同様(「将軍思い出」が出なかった場合こちらも操作機会がない)。
カンタール12291288)
詳細はカンタールを参照
ヌヴィエム・ドラグフォルド(1269?)
カンタール9番の子。と自分自身を侮辱したヤーデチャールズを憎み、カンタールケルヴィンの政争に終止符が打たれて訪れた平和な世に戦乱の火をつけた。末のであるプルミエールの育てのでもある。
チャールズ12521305)
詳細はチャールズを参照
フィリップ3世(12571???)
ケルヴィンの次男。密かにファイアブランドを継承。このためフィニー王の継承権を持つが実際に王位には就いていない。死亡するときにチャールズに見捨てられる形になり、これがきっかけでグスタフを出た
デーヴィド12761355)
詳細はデーヴィドを参照
ウィリアム・ナイツウィル)(12201321)
ウィリアム・ナイツ ウィリアム・ナイツ
詳細はウィリアム・ナイツを参照
ニーナ・コクラン11901239)
ニーナ・コクラン
詳細はニーナ・コクランを参照。
コーデリア・エメリー1220?)
コーデリア・エメリー
詳細はコーデリア・エメリーを参照
ナルセス1205?)
ナルセス
詳細はナルセスを参照
タイラー・スティーブンソン(1210?)
タイラー・スティーブンソン
詳細はタイラー・スティーブンソンを参照
ラベール(1219?)
ラベール
詳細はラベールを参照
パトリック・ボジオ1230?)
パトリック
詳細はパトリック・ボジオを参照
レイモン・ルクレール1235?)
レイモン
詳細はレイモン・ルクレールを参照
エレノア・ベルトワーズ1250?)
エレノア
詳細はエレノア・ベルトワーズを参照
リチャード・ナイツ(リッチ)(12551291)
リチャード・ナイツ
詳細はリチャード・ナイツを参照
ディアナ126013??)
ディアナ
詳細はディアナ(サガフロ2)を参照。
サルゴン12701306)
サルゴン
詳細はサルゴンを参照
ヴァージニア・ナイツ(ジニー)(1291?)
ヴァージニア・ナイツ
詳細はヴァージニア・ナイツを参照。本記事のトップ絵は彼女である。
プルミエール1286?)
プルミエール
詳細はプルミエールを参照
ロベルト・ビラス1278?)
ロベルト・ビラス
詳細はロベルト・ビラスを参照
グスタフ1280?)
グスタフ
詳細はグスタフ(サガフロ2)を参照
ミーティア・シーン1280?)
ミーティア・シーン
詳細はミーティア・シーンまたはヒドイですを参照
ヘンリーナイツ(?1227)
ウィル父親。かつてゼルゲン兄弟とともに大砂漠メガリスに向かったが、内部のあまりの不気味さに探索を拒否。その心配をよそにゼルゲン兄弟エッグを発掘してしまい、フォーゲラングで騒動を巻き起こす。その騒動の中エッグの所有者となり、帰還後は人が変わったようになる。その事態に耐えかねた妻キャサリンによってエッグアレクセイに渡り、その際に夫婦ともにアレクセイに殺されてしまう。エッグにはヘンリーアニマが取り込まれており、ナイツ人間ヘンリーアニマを通じてエッグを感知することができる。
アレクセイ・ゼルゲン(?1239)
詳細はアレクセイ・ゼルゲンを参照。
ミスティ(?1291)
女性をも魅了する美女。幼少期の頃からエッグを持っていた。メガリスでリッチを誘い、自分を殺すように仕向ける本来エッグの所有者は生涯それを手放そうとしないのだが、彼女は自分を殺させ、リッチがエッグを持つよう仕向けたこれには様々な考察がされている
ギュスターヴ(?1306?)
ギュスターヴ13世の死後、数多現れた彼の後継者を名乗る人物の中で最も有名な人物。
彼の手には、形のクヴェルが握られていた。
エッグ
詳細はエッグを参照。

世界

本作は「サンダイル」という世界での1220年1306年、86年間の歴史を体験する。大きく東大陸、南大陸北大陸の3つに分かれている。に発展しているのは東大陸で、北大陸は開拓が始まったばかりでほとんどが未開の地となっている。ある程度ゲームが進むと、直前のシナリオパーティグリューゲルフォーゲラングラウプホルツヴァイスラントのいずれかを訪問できる町シナリオを選択できる場合がある。装備の補充やキャラクターレベルアップなど、その用途は様々。特に成長機会が限られてしまう本作では町シナリオの存在は重要。

ヒストリーチイス画面で年表を閲覧することができるが、ゲーム開始時点でギュスターヴ編の出来事は全て年表に記載されている。ウィル・ナイツ編は該当シナリオクリアすることで年表に追加されていくため、両ストーリーゲーム内の位置づけが明確に分かれている。ギュスターヴ編は「もが知っている歴史を再検証する」ことに重点を置いているのに対し、ウィル・ナイツ編は「歴史には知られていない裏の戦いを追う」ことに眼が置かれている。年表を用意しているのは「年表で1、2行しか書かれていないことでも、実際にはいろんなことが起こっている」という開発メッセージである。

メルシュマン地方

東大陸北部に位置し、バースオートノール、シュッド4侯による覇権争いが続く地域。1087年バースがフィニーを獲得、ファイアブランドを持ち帰りフィニー王した。その首都であるテルム覚ましい発展を遂げている。フィニー王衰退後はカンタールがこの地の実権を握るが、彼の死後多くの子孫に遺産が分与され勢が衰退した。テルムは術至上義の傾向が強く、13世が後継者争いを制した後でもしばらくその名残が残っている。残念ながら作中はテルムしか訪れる機会がなく、他の場所は台詞オンリーシナリオでも登場すらしない。

ロードレスランド

東大陸中央部の東西に広がる広大大地。かつてはハン帝国が栄えていたが、帝国が滅亡して以降「穢れた土地」とされており、積極的にこの地を治めようという統治者が現れない。そのため「なき土地(ロードレスランド)」と言われている。東側には世界有数の鉱山であるスヴェルドルフ鉱山があり、アニマに感応する良質な鉱石が採取されている。西側にはハン帝国の跡地である廃墟があり、あらかた探索しつくされているとされながらも、未だに新たなクヴェルが発見されることもある。廃墟を流れるの下流にはヴェスティア)があり、探索者たちで賑わう。場のランチメニューは訪れる時代ごとにメニューが変わっているという細かい表現も。ギュスターヴ13世はロードレスランド中央部にハン・ノヴァを建設。帝国の中心として大いに栄えた。建設者である13世の気質を受け継いだのか、幾多の危機に見舞われながらも生き抜いている。

グラン・タイユ

東大陸中南部に広がる渓谷地帯。険しい地形が大半を占めるため、現代人の手が入っていない遺跡や森林が多く残されている。中央部に広がるグラン・ヴァレ底は濃霧暴なモンスターがいるため非常に危険で、陸路は古代帝国時代に建設された石橋で行き来している。この辺りはラウプホルツの勢下で、グラン・ヴァレの石橋上にある関所は男爵という名の山賊が管理しており、通行者から法外な通行税を取っている(ディガーの場合は更にクヴェルまで要する)。この山賊に多額の税金を納めて保護を受けているため、通行者は手出しができない。を使おうにもこの周辺の流は複雑で南側へを入れることが困難なため、陸路しか使えない。

ヴァイスラント地方

東大陸の南方に位置する大半がに覆われた原地帯。玄関口であるラウプホルツ周辺はまだ穏やかだが、それから南のヴァイスラントに差し掛かると極寒の地となる。ラウプホルツの外れにはグールが建っており、死ぬに死ねない亡者たちがうごめく巣窟となっている。南部ヴァイスラントは術発祥の地とされており、新たな発見をめる冒険者が度々訪れる。ヴァイスラント民家では日常的に火のアニマを宿したクヴェル暖炉が使われており、雑貨屋で販売もされている。サンダイルで暗躍する暗殺組織がこの地方に本拠を持っているという噂も。
シナリオラウプホルツを訪れる際はグール攻略ヴァイスラントに行く場合はメガリスビースト戦が的となる。

南大陸

中立大陸一の国家、ナが統治している地方大陸西部は大半が砂漠化しており、人が住める区域はナ首都グリューゲル周辺くらいしかない。単一国家により長い間統治されていたため戦乱とは縁がない時代が長く、住民は少々平和ボケのきらいがある。西の荒野を抜けた先タウゼントほとりにはツール製作メッカとして知られるフォーゲラングがある。南大陸にはクヴェル古代遺跡といったものはほとんどないため、ツール文化が発達している。大陸東部はナ臣であるヤーデ伯やワイドなどの領地となっている。東大陸にべ術不能者に対して寛容的で、東大陸ではれてしまった鍛冶技術が今もまだ残っている。ワイドは港湾都市としても栄えており、他大陸との交流も盛んに行われている。13世により統治されるようになってからはヤーデワイドともに産業が更に活性化した。
シナリオではグリューゲルはただ訪れるだけだが、初めてフォーゲラングの町シナリオを選択したときは岩荒野を通って帰らなければならない(2回以降はそのまま帰ることも可)。

北大陸

大陸から北方に位置する大陸。近年開拓が始まったばかりでほとんどが未開の地のため、未発見の遺跡やクヴェルめてディガーや冒険者たちが多く訪れる。大陸関口に位置するノースゲートは作中でも時代が進むと発展していく。多くの遺跡や洞窟がこの大陸で登場し、化石洞窟では一獲千金のチャンスもある。開拓が点在する区域では度々大ミミズによる災害に悩まされており、それにより開拓を諦める人もいる。しかしディガーや冒険者にとってその巣は大ミミズが各所から集めてきたお宝などが多く眠る場所として知られており、不在の間に探索をすることも多い。

楽曲

いずれも作曲浜渦正志、曲名はドイツ語に由来する。ここではニコニコ大百科に記事のある曲を挙げる。

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