人肉検索とは、別名 人肉捜索。
中国のインターネット上で行われている「匿名報道された個人情報の割り出し」や「事件の真相を暴く」行為である。
ここでいうところの「人肉」とはつまり「人手」
検索情報の上に、実際に人間が動き回って情報を集め回ったりするので、こう呼ばれる。
「ネット上でつるんだ同士が、人海戦術を駆使して情報をさらす行為」
IPアドレスといった情報から集団で情報を「肉付け」していくことを人肉検索というのである。
この手法を用いて、主にネットユーザーの義憤を煽ったり。
中国ではよくある「事件は報道されるが、犯人やその関係者が報道されない」場合に、ネット上で当事者を「指名手配宣言」し、警察顔負けのきめ細かさと集中力で、当事者を個人特定し、事件の真相を特定していくもの。
代表的な事案では河北大学飲酒運転ひき逃げ事件や死亡ブログ事件がある。
日本でも、当て逃げしたドライバーをこれで特定したケースがある。
ただ、この人肉検索。内容のえげつなさ・・・もとい濃密さがハンパなくて
標的にされた本人の氏名・住所はもちろんのこと、その家族構成や家族の職業・役職・年収・資産および生活背景すべてを晒される過激なもので、かなり勢い任せであることは否めない。
いかに報道や情報公開に分厚い制約を設けている 共産主義国家 中国でもさすがにこれはヤバイと感じたのか、
2008年には、全人代常務委員会の刑法修正案のための分科会で
この人肉検索に関する規制を刑法に設けて法の下規制すべき、との意見が出されたりしている。
(法制化には至らなかったもよう)
ただこの人肉検索で標的にされた人の多くが「国家の特権階級層」に属していたりと、ネット上でのガス抜きの要素も
あったりするのだが
先の全人代の分科会の提案理由では
「国民の基本情報を漏洩するばかりか、国民の基本的権益を著しく侵害している」からとのこと
安易な開発目的での立ち退きや民族浄化はそうじゃないんかい ・・・
もしそれが本来の言葉通りの解釈ができるなら、個人情報保護については中国もやっと日本に追いついてきているのかもしれない。ほんとうに言葉通りの意味ならば、だが。
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最終更新:2024/12/27(金) 03:00
最終更新:2024/12/27(金) 02:00
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