傭兵隊長(Mercenary Captain)とは、傭兵からなる部隊の隊長である。歴史的には14-16世紀のイタリアで活躍したコンドッティエーリcondottieriの訳語としてこの語が当てられている。
5世紀に西ローマ帝国を滅亡させたオドアケルOdoacerはゲルマン人を率いた同帝国の傭兵隊長であった。
三十年戦争で名を馳せた傭兵隊長の一人にボヘミア出身のドイツ人アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタインAlbrecht Václav Eusebius z Valdštejnaがいる。
古代ギリシアの歴史家クセノフォン(BC427-355?)は、前401年にバビロン近郊で起きたクナクサの戦い決着後帰途に着くギリシャ傭兵隊一万の臨時指揮官としてスパルタに到着するまでの数千kmに亘る行軍を導いた。またこの時の様子を戦記『アナバシス』として残している。
コンドッティエーリは都市間の争乱が絶えず続く中世後期イタリアにおいて発達した傭兵団を率いる隊長で、外国人がその地位に就いていたが(英国人ジョン・ホークウッドなど)、14世紀末頃から本国人が彼らを率いるようになっていった。
有名な傭兵隊長にスフォルツァ家出身のムツィオ・アッテンドロ・スフォルツァ及び同フランチェスコ父子や、ブラッチオ・ダ・モントーネらがいる。
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最終更新:2025/12/16(火) 13:00
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