速くなければ戦えない 強くなければ越えられない
そしてこの大歓声に応えなければ 勝つ資格はない──
最強はオレだ
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉 (BEGINNING OF A NEW ERA)とは、メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』の劇場用アニメ作品である。2024年5月24日公開。
2024年上半期のウマ娘メディア展開の目玉ともいうべき、初のアニメ映画作品。
ジャングルポケットを中心に2001世代のクラシック三冠を分け合ったウマ娘たちをメインとしたストーリーが展開される。
『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』(RTTT)と同じくCygames Picturesが制作を担当し、一部スタッフがRTTTと共通している。
ときに数奇で、ときに輝かしい歴史を持つ別世界の名前と共に生まれ、その魂を受け継いで走る。
瞳の先にあるゴールだけを目指して──。走りで最強を目指すと豪語するジャングルポケットは
<トゥインクル・シリーズ>でのフジキセキの走りに衝撃を受け、レースの世界に飛び込む。
トレーナーと共にデビューを果たしたジャングルポケットは、
一生に一度しか走れない栄誉あるクラシック三冠レースに挑む。
しかしそこに立ちふさがったのはアグネスタキオンやマンハッタンカフェといった同世代のライバルたちだった。新時代の扉を開く熱き戦いが、いま始まる──。
キャラクター名 | CV | 解説 |
---|---|---|
ジャングルポケット | 藤本侑里 | 主人公。通称「ポッケ」。 元はフリースタイル・レースで荒くれ者を束ねるリーダーだったが、フジキセキの走りに衝撃を受け、「最強」を目指してトレセン学園の門を叩いた。 強いヤツの走りにはじっとしていられないエネルギッシュな性格。憧れのフジキセキを「フジさん」と呼び慕う。 |
アグネスタキオン | 上坂すみれ | 「タキオン」。天才的な頭脳を持つウマ娘きってのマッドサイエンティスト。 目的の為には手段を選ばぬ研究第一主義者で、ウマ娘に眠る更なる可能性の追求に執着している。周囲からは変人扱いされているが、その走力は他を寄せ付けない。角砂糖を大量に入れた紅茶を愛飲する。 |
マンハッタンカフェ | 小倉唯 | 「カフェ」。ダークでミステリアスな雰囲気のウマ娘。 自分にしか見えない謎の存在「お友達」に追いつきたいという強い意思を秘めているが、身体の不調に悩まされている。旧理科準備室をタキオンと共有して居室にしているものの、彼女には塩対応。コーヒー好き。 |
ダンツフレーム | 福嶋晴菜 | 「ダンツ」。物腰やわらか、気遣い上手なウマ娘。同期のポッケとタキオンに振り回される日々を送る。 心中では彼女達のような才能は自分にはないと悩みつつも、それでも勝利に向かって走り続ける芯の強さを持つ。 |
キャラクター名 | CV | 解説 |
---|---|---|
フジキセキ | 松井恵理子 | G1・朝日杯の勝者でもある、トレセン学園・栗東寮の寮長。類稀なる素質を持つ稀代のエンターテイナーで、その走りで多くの者を魅了してきた。ポッケのトレセン入学の切欠となったウマ娘だが、現在は第一線を退いている。 |
タナベ | 緒方賢一 | トレセン学園の老トレーナー。長い間トレーナー業から退いていたが、かつての教え子であるフジキセキからポッケを紹介され、現役復帰してポッケを鍛えあげる。 |
ルー シマ メイ |
櫻井みゆき 伊駒ゆりえ 仁見紗綾 |
ポッケの友人・舎弟3人娘。トゥインクル・シリーズに惹かれたポッケの後を追って自分たちもトレセン学園に入学し、タナベからいろいろ学んでいる。フジキセキのことは「フジの姐さん」と慕う。 |
泉本奈々 | 本泉莉奈 | トゥインクル・シリーズ実況アナウンサー。アプリ版やTVアニメで実況を担当する赤坂美聡に代わり、『RTTT』から引き続き登場。 |
山本 | 山本昌広 | トゥインクル・シリーズ解説員。『RTTT』から引き続き登場するガタイの良い男性。 演者は勿論、G1馬出資者にして元プロ野球選手の山本昌。 |
大久保 | 大久保洋吉 | トゥインクル・シリーズ解説員。老境の男性。 演者はテレビ東京「ウイニング競馬」でお馴染み、元JRA調教師の大久保先生。 |
ウマ娘番組MC | 斉藤慎二 | 「ダービーですね!」 演者はご存じ、ジャングルポケット産駒・オマタセシマシタのオーナーにしてお笑いトリオの結成者。 |
キャラクター名 | CV | 解説 |
---|---|---|
ナリタトップロード | 中村カンナ | 『RTTT』の主役だった、G1・菊花賞を制したウマ娘。ポッケとは寮が同室。 レースキャリアではポッケ達の先輩にあたるが、先輩風はおくびにも出さない人当たりの良い好人物。 |
メイショウドトウ | 和多田美咲 | トップロードとオペラオーの同期である、引っ込み思案なドジっ子ウマ娘。 『RTTT』では傍観者に過ぎなかったが成長し、今やオペラオーに唯一抗しうる存在として走り続けている。 |
テイエムオペラオー | 徳井青空 | 『RTTT』純主役で、皐月賞他G1・5勝を挙げ、年間無敗の重賞8連勝に王手をかけた現役最強のウマ娘。 常に芝居がかった台詞回しをする生粋のナルシストだが、己に挑み来る挑戦者たちには心からの敬意を払い、正々堂々叩き潰そうとする「覇王」。 |
史実・非史実要素問わず、非常に多くのキャラクターがカメオ出演している。セリフ有の者から『ウォーリーをさがせ!』状態の者までいろいろ。
※大体登場した順番で記載。
※アバンタイトルで流れるイメージ映像、「歴代皐月賞ウマ娘」などの掲示物に描かれた人物は除外している。
キャラクター名 | CV | 解説 |
---|---|---|
桐生院葵 | 岡咲美保 | 名門一族出身の新人トレーナー。担当ウマ娘と共にホープフルS見学に来ていた。 |
樫本理子 | 朴璐美 | 厳格な管理育成を徹底する熟練トレーナー。チームメンバーを引率してホープフルS見学に来ていた。 |
ペリースチーム | CV:不明 | ホープフルSと日本ダービーでポッケと対戦するオリジナルウマ娘。古風な海軍の将校服風の勝負服を着用している。 |
キングヘイロー | 佐伯伊織 | 不屈のウマ娘。オペラオーと有馬記念で競った他、ハルウララをオカン良き友人として見守る。 |
アドマイヤベガ | 咲々木瞳 | 『RTTT』準主役の、孤高のウマ娘。史実では故障引退した時期ということもあり、本作では傍観者の位置に。静粛な観劇を妨げる主犯。 |
カレンチャン | 篠原侑 | カワイイウマ娘。寮が同室のアドマイヤベガとも上手く打ち解けたようだ。 |
オグリキャップ | 高柳知葉 | 葦毛のアイドルウマ娘。オペラオーの有馬記念をアヤベとカレンの後ろで見届けたり、夏合宿でダンツとお腹を出しながらご飯を探したりしている。 |
ハルウララ | 首藤志奈 | 勝ち知らずのアイドルウマ娘。いつもの元気なウララさん。 |
トーセンジョーダン | 鈴木絵理 | ちょっとおバカなギャルウマ娘。ポッケの友人だが彼女を「脳筋」と評するなど地味に辛辣。夏合宿ではポッケらと一緒に砂浜ランニングしている。 |
ゴールドシチー | 香坂さき | モデルウマ娘。ポッケの友人。 |
沖田 | 土田大 | トップロードの担当トレーナー。『RTTT』から引き続き登場。 |
エアシャカール | 津田美波 | キレ症なロジカルウマ娘。なぜかヒシミラクルと一緒にいることが多い。 |
ヒシミラクル | 春日さくら | 普通のウマ娘。登場するたび炭水化物食ってる。 |
アグネスデジタル | 鈴木みのり | ウマ娘大好きウマ娘。観客席で推し活している。 |
乙名史悦子 | 陶山恵実里 | 『月刊トゥインクル』記者。 |
ダイワスカーレット | 木村千咲 | 「一番」にこだわるウマ娘。タキオン絡みのインタビューに出演。 |
ライスシャワー | 石見舞菜香 | 不幸体質なウマ娘。夏合宿で頑張っている。 |
主役陣の元ネタとなった、4頭の競走馬が辿った戦績を記載する。シナリオの展開予想や、鑑賞後の復習・考察の参考にしてほしい。
あくまで「元ネタ」であり、作中では現行開催条件に変更されていたり、そもそも描写がカットされていたりと、映像作品化に際して適宜改変が加えられている点に注意されたし。
※ジャングルポケットが出走したレースは太字で表記する。
※新馬戦(メイクデビュー)に2回出走している馬がいるが、当時は同一開催中であれば複数回の新馬戦出走が可能であった。
※2000年までの馬齢は旧表記(現表記+1歳)である。
レース日程 | ポケット | タキオン | ダンツ | |
---|---|---|---|---|
2000/6/10函館 新馬戦 | 2着 | |||
7/1函館 新馬戦 | 1着 | |||
9/16阪神 ききょうS | 1着 | |||
9/2札幌 新馬戦 | 1着 | |||
9/23札幌 札幌3歳S(G3) | 1着 | |||
9/30阪神 野路菊S | 1着 | |||
12/2阪神 新馬戦 | 1着 | |||
12/23阪神 ラジオたんぱ杯3歳S(G3) | 2着 | 1着 | ||
レース日程 | ポケット | タキオン | カフェ | ダンツ |
2001/1/29東京 新馬戦 | 3着 | |||
2/4東京 共同通信杯(G3) | 1着 | |||
2/11東京 新馬戦/きさらぎ賞(G3) | 新馬1着 | きさらぎ2着 | ||
2/24阪神 アーリントンC(G3) | 1着 | |||
3/4中山 報知杯弥生賞(G2) | 1着 | 4着 | ||
4/7阪神 アザレア賞 | 11着 | |||
4/15中山 皐月賞(G1) | 3着 | 1着 | 2着 | |
5/27東京 東京優駿(G1) | 1着 | 2着 | ||
レース日程 | ポケット | カフェ | ダンツ | |
8/4札幌 富良野特別 | 1着 | |||
8/19札幌 札幌記念(G2) | 3着 | |||
8/26札幌 阿寒湖特別 | 1着 | |||
9/16阪神 セントライト記念(G2) | 4着 | |||
9/23阪神 神戸新聞杯(G2) | 4着 | |||
10/21京都 菊花賞(G1) | 4着 | 1着 | 5着 | |
11/18京都 マイルCS(G1) | 5着 | |||
11/25東京 ジャパンC(G1) | 1着 |
公式から明言されたわけではない推察が多く含まれることに留意してほしい。
作中描写 | 推察 |
---|---|
「動くウマ娘」 | 1878年6月に撮影・制作された世界初のクロノフォトグラフィー(スライドアニメーション)「動く馬」![]() |
チーム・フジキセキ | 齊藤四方司オーナー、渡辺栄調教師、星野幸男厩務員、角田晃一騎手を指す。 フジキセキの故障引退から8年後、ジャングルポケットという期待馬を手に入れた斎藤オーナーは馴染みの渡辺師にポケットを託し、結果としてあの時と同じチームが担当することになった。ポケットが日本ダービーを制した際、競馬メディアは「フジキセキの無念を晴らした」と称えたという。 ウマ娘のポッケがフジを敬愛する最大の元ネタと言える。 |
ルー | 右耳飾り=牡馬、何かの拳法っぽい立ち絵から推察するに、ジャングルポケット産駒・オウケンブルースリが元ネタと思われる。 |
シマ | 左耳飾り=牝馬、名前の捩り、一人だけ明らかにいっぱいいっぱいな所から、ジャンポケ産駒・オマタセシマシタが元ネタと思われる。 |
メイ | 花の左耳飾りから、ジャンポケ産駒・トールポピーが元ネタと思われる。名前の捩りからするとジャガーメイルの線もあるが、そちらは牡馬である。 |
ホープフルステークス | 史実の2000年に行われていたのはG3競走「ラジオたんぱ杯3歳ステークス」だが、本作では2014年以降の現名称、2017年以降のG1格付を採用した上で、たんぱ杯と同じ阪神競馬場でレースを行っている(ファンファーレは関東のそれだが…)。上映開始から間もなく勝負服をお披露目できるナイス改変といえる。 |
ペリースチーム | 「ペリーの蒸気船」という名前、そして作中の着順描写から、名マイラーにしてダートの怪物・クロフネがモチーフと思われる。 |
カフェの「お友達」 | マンハッタンカフェやアグネスタキオン、そしてフジキセキの父であるサンデーサイレンスをイメージした存在と思われる。小説版で「コーナリングの技術がとてつもない」とわざわざ書かれる辺り、完全に狙っている。 |
オペラオーの負傷 | 作中ではレース中のキックバックが左目に当たっているが、史実のオペラオーは馬房で他馬に驚き、壁に左目を強打した。つまりレース開始前からダメージを受けていたということになる。 |
「残り310mしかありません!」「テイエム来た!」「凄い苦しいレースでしたが…」 | 2000年有馬記念 フジテレビ・堺正幸アナウンサーの実況より。ウッはない。 |
トプロのサッカーボール | 彼女自身がサッカーを趣味としている他、実馬の父がサッカーボーイであることから。 |
オッチャホイ | 新潟発祥のローカルフード![]() ……なぜオッチャホイ……? ダンツフレーム最後の勝鞍が新潟大賞典だから…? 渡辺調教師も新潟出身ではあるが……。 |
「その目に焼き付けたまえ」 | アグネスタキオンの「名馬の肖像」![]() |
「速くなければ戦えない。強くなければ越えられない」「アグネスアグネス大丈夫!」 | 2001年皐月賞 フジテレビ・塩原恒夫アナウンサーの実況より。 |
タキオンの無期限休止原因 | 作中では負傷で全盛期の力を失ったと悟り、観察に専念する……という感じであったが、実馬のタキオンは「競走馬のガン」とも称される「屈腱炎」を発症していた。関係者の協議の後、種牡馬入りを優先して8月29日に引退が正式決定している。 |
タキオンを想うダスカ | ダイワスカーレットの父がアグネスタキオン。 |
タナベトレーナーの師匠 | タナベのモデルが渡辺調教師とするなら、その師匠の武田文吾がモデルと思われる。ちょうど眼鏡で関西弁だし。 |
「勝って舞台の真ん中に!」 | ダンツフレームの「名馬の肖像」![]() |
「新時代の扉をこじ開けたのはジャングルポケット!」 | 2001年日本ダービー フジテレビ・三宅正治アナウンサーの実況より。 |
砂浜ランニング参加組 | トーセンジョーダンの父はジャングルポケット。 スイープトウショウは定年解散直前の渡辺厩舎、最後の管理馬の一頭だった。ちなみに「ママ」のタバサトウショウ、「グランマ」のサマンサトウショウも渡辺厩舎所属であった。 いずれも実馬のポケットに関する繋がりがある。 |
「幻の三冠馬」 | 圧倒的な実力を持ちながらクラシック戦線を完走せず引退した馬を指す言葉だが、特に言及無しに使われた場合、フジキセキかアグネスタキオンのどちらかを指すことが殆ど。 本作においてこの2頭(2人)は、ポッケが「憧れた幻」「畏怖する幻」として描かれる。史実要素を巧みにつなぎ合わせて翻案した脚本チームの妙技と言えよう。 |
掲示板
633 ななしのよっしん
2025/02/23(日) 20:51:17 ID: jUGNw1Qsfm
配信版と違ってBDは5.1chだから、イヤホンで聞くと音の方向性が感じられて良いね
特にNoiZy Fanfareの部分とか
音圧足りないのはマジで思った
634 ななしのよっしん
2025/03/04(火) 11:48:20 ID: J/NRekltWh
ペリースチームのデザインが可愛いとイケメンで中途半端だな イケメン寄りなら妖狐蔵馬の女版みたくするとか振り切った方がいいのに
635 ななしのよっしん
2025/03/17(月) 21:44:17 ID: Gex8Gk8I/A
ウマと同時期に公開してたルックバックが日本アカデミー賞で最優秀賞とったか、まああの中では唯一の質系だから選ばれやすそうではあったが
正直権威があるような賞でもないけど、今のところオタ向けアニメで優秀賞に選ばれたのはけいおんまどマギラブライブの3本だけだからウマもノミネートされればそれなりに箔が付いたんだけどな
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/11(金) 00:00
最終更新:2025/04/11(金) 00:00
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