――与えられた使命は勝利。――それを遂行する。
シンボリクリスエス(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「シンボリクリスエス」をモチーフとするウマ娘である。
誕生日:1月21日 身長:170cm 体重:圧巻 スリーサイズ:B91・W58・H88
感情の起伏に乏しく、寡黙で、
レースに関しては効率と勝率を最重要視する海外からの留学生――
『仕事人』ともいうべきその風貌から怖がられてしまうことも多いが、
彼女が結果にこだわるのは、自身に関わった者たちへの義を果たすため。
つまりは、気高い精神の持ち主なのだ。
2022年5月5日に開催されたウマ娘4thイベント「SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2の中で、タニノギムレットとともにキャラクタービジュアル・担当声優が公開された。(ライブの発表まとめ)
モチーフ馬がいる実名ウマ娘としてはヒシアマゾン以来の褐色肌の持ち主。モチーフ馬が外国産馬かつ「漆黒の帝王」と呼ばれた真っ黒な馬体の持ち主だったので、それを反映しての色黒ということだろう(ヒシアマゾンも外国産かつ黒鹿毛)。父クリスエスから受け継いだ特徴的な耳の形(通称「ボリクリ耳」。子孫にも遺伝している)もしっかり再現されている。
プロフィールにあるように一般のウマ娘に見た目で大層恐れられている様子は劇中でも強調されている。
テキスト上では、普通の無口キャラが使う「……」の代わりと言っていいくらい「――」が多用されるのが特徴的。また、「mission」「routine」など英単語がたまに英字で表記される。
ゲームのウマ娘ストーリーで描かれたところによると、アメリカで伸び悩んでいたところにシンボリ家からやってきたとある男性に良い指導を受け、その「師匠」が語る自分の使命、「日本のレースに革命を起こす(日本のレベルを上げる)」ことを我が身をもって実現することを志すようになり、やがて招かれて日本にやってきた。
なお、「シンボリ家」という概念は彼女の発言が初出となり、これまではシンボリウマ娘の描写の中でもそういった括りがあることが描かれていなかった。
ウマ娘では名前は「クリスエス」と略される様子だが、前述しているように、ここだけ取ると父の名前と完全一致になってしまう(ので実際は専ら「ボリクリ」と呼ばれる)。まあ、父は海外馬かつ競走馬としては特筆することがないという性質上、作品内で今後問題になること自体はないとは思われるが……
2022年秋より公開のショートアニメ「うまゆる」ではティザービジュアルに起用されており、登場が待たれることになった。
初回公開分では1話・2話に出演しどちらでも話のメインを務めるが、そのあまりの無口ぶりから2話あわせてまともに言葉を喋った台詞が1つしかなかった。
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
85 | 95 | 102 | 84 | 84 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | G | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
G | E | A | A | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
G | A | A | D | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『Mission:Triumph』 | |||||||||||||||||||
レース中間付近以降の直線で中団にいると速度を上げる、さらにそこが下り坂なら上げ続ける | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
2022年6月に追加されたスイープトウショウの育成シナリオ内にて、登場こそしないが台詞の中で明確に名前が出されていた。
2022年10月19日に、2日前にサポートカードが配布されたタニノギムレットに続くようにガチャでSSRサポートカード[A Win Foreshadowed]が追加され、ゲーム内初登場となった。
2022年12月に追加されたゼンノロブロイの育成シナリオでストーリー上の主要人物として登場。
そして2023年3月20日に☆3育成ウマ娘として実装となった。
性能としてはサポカの「無我夢中」をそのまま持参した長距離型、そして中山の鬼。
ただ、実装が春であるため、そのポテンシャルを活かすにはだいぶ待たねばならないという……そういえば同期のファインもそんな感じでしたね。
育成シナリオでは、クラシック級ではタニノギムレット、シニア級ではタップダンスシチーが見せる鮮烈な存在感に対して、彼女らのような「ロマン」のないクリスエスは、愚直に結果を出し続けて「使命」を実現することを目指す。
現役中は特に煮え切らない評価を受けがちであったクリスエスの立ち位置を表現しつつポジティブに描いていると言える。
クリスエス・ギムレットに続いて近い時代のウマ娘が多数追加されて程ない時期だったため、彼女ら(1名除いて)の顔見せともなっている。
前述の[A Win Foreshadowed]はスタミナタイプ。
連続イベントで入手できる新レアスキル「無我夢中」は長距離差し限定という縛り+持久力消費を代償に、緩い位置条件で必ず終盤最速発動する加速スキルという破格の性能。これまで長距離チャンピオンズミーティングでは(採用されるコースの都合上)追込に対して劣勢だった差しを復権させる形となり、環境を大きく変えたスキルと言え、コースを全く選ばないためチームレース適性も高い。
サポート効果もそれなりに強く、所持スキルも長距離・差し向けで抜群の内容だが、基本的にはレアスキル目当てという立場になっている。
根性ボーナスに偏っているため、スタミナに比べて根性がかなり伸びやすいのが特徴。スタミナを少しでも多く上積みしたい場合は微妙だが、スタミナは何とかなるから根性も稼いでおきたいという時には嬉しい。
続いて、2周年記念の配布SSRとして[Unyielding resolve]が登場。2周年キービジュアルを使ったイラストのためトプロのサポカに見える。
友情ボーナスこそ平凡だが高い得意率とトレーニング効果を持っており、中距離差し特化の優良なヒント構成で、連続イベントで確定入手の「闘争心」上位「気炎万丈」も悪くないため、配布としては優秀。
史上初の天皇賞(秋)連覇(2023年現在彼以外はアーモンドアイ・イクイノックス)とグラスワンダー以来の有馬記念連覇を成し遂げ[1]、種牡馬としても現在の競走馬血統に多大な影響を与え続けている、いわば米国からの刺客ともいうべき存在。
1999年生まれ。父はクリスエス、母はティーケイ。母父はゴールドメリディアン。
当時米国重視の路線へ舵を切ったシンボリ牧場がセリで買った母馬が子を受胎しており、そのまま委託先の米国ケンタッキー州レキシントンにあるミルリッジファームにて生まれたのがこの馬にあたる。と言っても当初のオーナー側からの評価は「脚が長くて、ひょろっとしていて頼りない」とあまり期待されてはおらず、一度幼駒セールに出されるも、やはり評価は宜しくなかったのか希望価格に届かず売れ残ってしまう。
日本に持ち込まれた背景も別にこの馬を見込んでのものでもなく、本来来日が予定されていた別の馬[2]が突然亡くなってしまったためであった。この馬を管理していた藤沢和雄調教師も「思い切り追い切りが出来ない疲れやすい体質」と評しており、馬体の仕上がりや体質部分に関しては、現役時代を通して悩まされ続けてたようだ。
デビュー後、しばらくパッとしない時期が続いたものの、GⅡ青葉賞を快勝しダービーへの切符を手に入れる。本番の日本ダービーではタニノギムレットにわずかに差し切られ2着。あちらはダービー後に屈腱炎を発症し引退したため、結果的にこれが最初で最後の対決となった。
その後、神戸新聞杯で皐月賞馬のノーリーズンを破った後、菊花賞ではなく古馬との対決になる天皇賞秋を選択。メンバー中唯一の3歳馬としての参戦ながら、牝馬2冠テイエムオーシャン、3年前に菊花賞を制した古豪・ナリタトップロードらを抑えてGⅠ初勝利[3]。
次に出走したジャパンカップでは1番人気に支持されるも、出遅れが響いて3着。続く有馬記念ではここまで無敗の秋華賞・エリザベス女王杯勝ち馬、3歳牝馬のファインモーションと人気を分け合う形に。レース本番では(これ以降4度に渡って対決することとなる)宿敵・タップダンスシチーをゴール前で半馬身差に捉えてGⅠ2勝目。これらの結果を受けて、3歳馬ながらこの年の年度代表馬(と最優秀3歳牡馬)に選出されている。
年が明けた4歳時、今年1年での引退と種牡馬入りが明言される。始動戦となった宝塚記念では1番人気に推されるものの、同期の菊花賞馬にして伏兵・ヒシミラクルの5着。
その速さに疑問符が付く中での次走天皇賞(秋)ではコースレコードを更新すると共に史上初の連覇を達成。昨年のリベンジを狙うジャパンカップでは、タップダンスシチーの後続に9馬身差をつけるとてつもない大逃げを捉えきれずに3着。
そこからのラストランとなった有馬記念では、同じく後続に9馬身差をつけて叩き返すように圧勝。この着差は2022年現在でも「有馬記念の最大着差記録」として残っている[4]。総計GⅠ4勝。加えて翌年でも選出された2年連続の年度代表馬の実績をもって、競走馬生活への別れと種牡馬入りへの花道を飾った。
種牡馬としての代表産駒は、自身が勝てなかったジャパンカップを制し、デアリングタクトやエフフォーリアを輩出して種牡馬として大活躍中のエピファネイア。ダートでもGⅠ級3勝のサクセスブロッケン、GⅠ級4勝を挙げたルヴァンスレーヴといった面子がいる。障害でも重賞2勝のアップトゥデイトとオジュウチョウサンの被害者サナシオンなどがいたりする。この様にコンスタントに活躍馬を輩出したこともあって、最終的に産駒JRA通算勝利数が1000勝を越える大種牡馬にまで上り詰めている。
産駒の活躍馬は牡馬に偏ったが(中央および交流重賞の勝ち馬は全て牡馬)、母父としても優秀で、障害の絶対王者オジュウチョウサンを筆頭に、レイデオロ、アルクトス、アカイイト、ソングラインといったGⅠ馬の血統表に名を刻む。ニコニコ的には、リアルダビスタ企画の繁殖牝馬・シュシュブリーズの母父。
種牡馬引退後、蹄葉炎を患い2020年12月8日に死去。享年21歳。
なお両作において、アグネスタキオン・カルミラ役の上坂すみれと共演している
上記史実の通り、祖父と孫娘→じじまご 実は祖父と直系の孫としての組合せは現状唯一(他は母方の祖父or祖母→母父)
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最終更新:2024/11/26(火) 07:00
最終更新:2024/11/26(火) 07:00
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