北海道道849号日東東雲線(ほっかいどうどう849ごう にっとうとううんせん)とは、北海道上川郡上川町内を走る北海道道(一般道道)である。
| 一般道道 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 総距離 | 8.3km |
| 認定年 | 1975年 |
| 起点 | 北海道上川郡上川町字日東 |
| 主な経由地 | 北海道上川郡上川町字菊水 |
| 終点 | 北海道上川郡上川町字東雲 |
| 道路テンプレート | |
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| 凡例 | ━ | 北海道道849号日東東雲線 |
|---|---|---|
| ━ | 国道39号 | |
| ━ | 旭川紋別自動車道 | |
| ━ | 北海道道849号日東東雲線(旧道) | |
1975年路線認定。上川町字日東からしばらく国道39号と重複し、4kmほど西に進んだところで国道から分岐。石狩川を越えるとすぐ右折し、上川町字菊水まで概ね石狩川に沿って国道39号の対岸を走る。上川町字菊水で右折し、再度石狩川を越えると上川町新光町で国道39号と合流、そこから終点の上川町字東雲までは再び国道39号との重複区間となる。
かつては始点ですぐに石狩川を越えた後、終点まで国道39号の対岸を走るルートであったが、2001年と2024年のルート変更を経て現在のルートに変更された。2001年開通部分である上川町字菊水─上川町新光町の区間は旭川紋別自動車道の上川層雲峡ICへのアクセスを担っている。
旧道は部分的に狭隘路や急カーブが存在していたが、現道は全線2車線の舗装路であり走りやすい。
この道路自体には目立った沿線施設は少ないのだが、最大の特徴は道道の番号を表示する道路標識、通称「ヘキサ」にある。一般の感覚であれば、「この道路は道道849号だからヘキサには当然849と書かれているだろう」と思うだろうが、この道路にはその常識が通用しない。
百聞は一見に如かず。実物を見てみよう。
かつて道道849号の起点からすぐの場所に立っていたヘキサ。そこに書かれていたのは、5849という途轍もない数字である。日本全国を見渡しても、ここまで大きい数字を表示しているヘキサはほとんど存在しないと思われる。
同時に、多くの人が違和感を覚えたであろう。なぜ849ではなく、5849なのか。そもそも北海道道は1100号くらいまでしかなかったはずだ。
北海道道には、各路線に2つの番号が存在する。ひとつは整理番号、もうひとつは路線管理番号と呼ばれるものである。
一般人が路線の番号として認知しているのは整理番号のほうで、本路線の場合は849が整理番号となる。対する路線管理番号とは、北海道が路線の管理上付番するもので、道路現況調書や道路台帳図などにはこの番号が使われている。通常ヘキサに表示されるのは整理番号のほうなのだが、どういうわけか一部の道道には路線管理番号が表示されてしまっている場合があり、本路線もこのケースに該当する。
路線管理番号の付番には規則があり、主要道道の場合は整理番号+1000、一般道道の場合は整理番号+3000が路線管理番号となる。…が、問題のヘキサの表示は5000を超えており、明らかにこの付番規則に合致していない。実はこの付番規則は1978年(昭和53年)に改定された後のもので、それ以前は別の付番規則が使われていたため、古いヘキサには本路線のような5000超えの番号が表示されてしまっている場合があるのだ。実際、問題のヘキサの裏側を見てみると、1977年(昭和52年)に立てられたものであることがわかる。
なお、付番規則変更前の路線管理番号を表示している例は本路線の他に北海道道925号武徳下士別線があり、番号の大きさでいえばこちらの5925が(確認されている範囲では)最大になるのだが、ヘキサが一般的な体裁とは異なっているためか本路線に比べるとマイナーである。今となっては付番規則が変更になったこともあり、これらの道路を超える数字を表示したヘキサは今後そうそう現れないであろう。
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| ▲ヘキサの裏側。昭和52年納入と記されている。 |
なお、2024年12月2日をもって本路線のルートが変更されたことで、問題のヘキサがある部分は上川町道に移管された。このヘキサを含む道道時代に設置された構造物の多くは町道移管後もしばらくそのまま残されていたが、2025年6月頃にこのヘキサは撤去されたようである。
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最終更新:2025/12/12(金) 12:00
最終更新:2025/12/12(金) 12:00
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