旭川紋別自動車道

旭川紋別自動車道とは、高規格幹線道路（一般国道の自動車専用道路）である。

略称は「旭川紋別道」または「旭紋道」（きょくもんどう）。

国道路線番号は「国道450号線」。ただし国道450号線に指定されている道路が旭川紋別自動車道しかないため、「国道450号線」という呼び方が登場するのは稀である。（なお、並行する一般道は国道39号線・国道273号線・国道333号線）

概要

1987年（昭和62年）に国の外部機関の答申により採択された高規格幹線道路の一つであり、2012年（平成23年）現在、北海道比布町から上川町・遠軽町・湧別町を経由したのち紋別市へ向けて建設が進んでいる高規格幹線道路である。

2002年（平成14年）の浮島IC～白滝IC間の供用開始を皮切りに順次整備が進められており、2025年1月現在では比布JCTから遠軽ICまでの約100kmが通行可能である。

追越車線を除き全区間が片側一車線での開業であり、整備計画での総延長は約130km。

なお、名称に旭川とあるが旭川市は通らない。これは比布JCTの仮称が「旭川JCT」だったためである。

2017年3月19日に遠軽瀬戸瀬ICが開通、さらに2019年12月21日に遠軽ICまで開通したが、遠軽中央ICおよび上湧別ICは事業中で、以東は計画段階となっている。

走行における注意点

冬季間に於ける隘路区間（国道333号線・北見峠）の通行を容易にするため建設されたという側面を持つ^[1]高規格幹線道路であるため、山岳区間を走るのは勿論の事ながら、勾配区間やカーブが多い。また、北見峠は全区間が北大雪トンネル（延長：4,098m）で北見峠の下を通るという格好になっており、通行は容易になってはいるが、「トンネル全部が急な坂道」という区間のため運転には注意が必要である。（特に下り線。ソロバン道路とまでは言わないが…。）

IC・JCT・PA・TB一覧

2025年1月現在、存在するものだけ記す。（一部例外あり）

IC：インターチェンジ　JCT：ジャンクション　PA：パーキングエリア　TB：本線料金所

IC番号	施設名	備考	所在地
46	比布JCT/TB	E5  道央自動車道へ接続 本線料金所併設	比布町
1	比布北IC
2	愛別IC		愛別町
2-1	愛山上川IC	比布町方面のみハーフインターチェンジ
3	上川層雲峡IC		上川町
-	上川天幕出入口	上川層雲峡IC～浮島IC開通に伴い閉鎖。 出入口と分かる土盛り・砂利の跡が残る。（アスファルト舗装は撤去済）
4	浮島IC	下り線出入口はカーブ区間に設置されている。注意が必要。 上り線出口は覆道に覆われている。
5	奥白滝IC	PA併設型IC 道の駅併設	遠軽町
-	白滝PA
6	白滝IC
-	旧白滝出入口	丸瀬布IC～白滝ICの開通に伴い閉鎖。 道路自体は現在も残っており、管理用道路として使用されている模様。
7	丸瀬布IC
8	遠軽瀬戸瀬IC	2017年3月19日開通
9	遠軽IC	2019年12月21日開通
-	遠軽中央IC	事業中
	上湧別IC		湧別町

関連動画

閉鎖された在りし日の上川天幕出入口・旧白滝出入口。

関連項目

• 北海道
• 国道 / 高速道路 / 自動車専用道路 / 高規格幹線道路
• 道央自動車道
• 国道39号線 / 国道273号線 / 国道333号線 / 石北本線 ： 並行する一般国道及び鉄道路線
• 日本国：高速道路一覧

関連リンク

• 旭川開発建設部 ： 比布JCT～白滝ICまでの建設・管理を担当
• 網走開発建設部： 白滝IC～遠軽ICまでの管理、遠軽IC以降の未開通区間の工事を担当
  • 網走開発建設部 平成23年度道路事業概要

脚注

1. *浮島IC～白滝IC間が一番最初に開通したのはそのためである。