参議院議員選挙とは (サンギインギインセンキョとは) [単語記事]

参議院議員選挙(さんぎいんぎいんせんきょ)とは、日本国の立法府である「国会」の内、上院である参議院の国会議員を選択する為の選挙である。一般的な任期満了による半数改選である選挙は「参議院議員通常選挙」という名称である。それに含まれないものとしては再選挙や補欠選挙がある。

概要

日本の上院にあたる参議院の議員を選出する選挙。任期6年の議員を3年ごとに半数ずつ改選する。

2025年現在、基本的に都道府県ごと(但し鳥取と島根、徳島と高知は2県で1人選出)に設置された45の小選挙区および大選挙区から74人を、非拘束名簿式比例代表制によって全国一区の比例区から50人を、それぞれ選出する。衆院選に比べると大政党による議席の独占が起こりにくい仕組みになっており、第一党が過半数を確保できないことも珍しくない。

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一票の格差

衆議院選挙もそうだが、参議院選挙では特に一票の格差が大きく問題となっている。問題となっているといっても問題として意識しているのは司法の人間だけであって、殆どの選挙民はことさら問題視しているわけではない。

なお、衆議院と比べて参議院で特に問題となる理由としては、「改選数が衆議院と比べて大幅に少ない」ことに加え、「どれだけ人口が少ない県であっても県単位で1人区とする」ようにしていたことが大きい。そのため、最も有権者の少ない鳥取県選挙区からも1人選出することとなり、一票の格差の是正は限界となっていた。なお、2016年の通常選挙からは鳥取と島根、徳島と高知がそれぞれ合区となり、2県で1人選出するようになったためある程度は格差が縮小した。