名人戦(囲碁) 単語

メイジンセン

1.3千文字の記事

名人戦とは、囲碁棋戦である。

将棋における同名の棋戦については、名人戦(将棋)を参照。

概要

囲碁七大タイトルの1つで序列2位。勝者に「名人」の称号が贈られる。賞金額は3000万円。

現行の名人戦朝日新聞社が1976年より催する棋戦で、それ以前に読売新聞社が催していた同名の棋戦は「旧名人戦」とよんで区別されている(後述)。2025年時点で50期。

開催時期は毎年8月11月。挑戦手合七番勝負(二日制)で持ち時間は8時間。挑戦者は9人参加のリーグ戦(名人リーグ)を行い、一位になった者が挑戦権を得る。リーグは予選トーナメント勝ち抜き者3名、前期からの残留者5名、七番勝負敗者1名から成る。

名人リーグ棋聖リーグと並び、参加することは一流棋士とされる。六段以下の棋士名人リーグ入りを果たした場合、七段に昇段する。またリーグ優勝して挑戦権獲得が決まったら八段に、さらに名人位を奪取した場合九段へ昇段する。

歴代保持者

2025年時点、獲得順。

名誉名人

5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に「名誉名人」を名乗る権利を得る。現在の名誉名人は以下の2名。

旧名人戦

概要

読売新聞催する棋戦で、1957年創設の一般棋戦日本最強決定戦」を体に1961年創設し、翌年より1975年まで開催された。通算14期。

当時の契約条件は渋く引上げにも応じてもらえない状況だったため、日本棋院は1974年末に読売新聞に対し名人戦契約を打ち切る通告をし、その後朝日新聞と仮契約に至る。これに対し読売新聞朝日新聞と同等の契約条件を用意して再交渉に臨むが不調に終わり、1975年に訴訟に持ち込んでいる。その後は仲介者の旋もあって、読売新聞名人戦の再契約めない代わりに「新設する棋戦囲碁棋戦における序列1位」と「名人戦リセット」をめた。棋院はこれを受け入れて和解が成立し、棋聖戦が創設されるとともに、名人戦の期数はリセットされた。

歴代保持者(旧)

追記

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関連項目

囲碁の七大タイトル
棋聖戦名人戦王座戦 - 天元戦 - 本因坊戦 - 碁聖戦 - 十段戦
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最終更新:2025/12/08(月) 08:00

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