棋聖戦(囲碁) 単語

キセイセン

1.1千文字の記事

棋聖戦とは、囲碁棋戦である。

将棋における同名の棋戦については、棋聖戦(将棋)を参照。

概要

囲碁七大タイトルの筆頭で、勝者に「棋聖」の称号が贈られる。賞金額4300万円タイトル棋戦最高額。

催する読売新聞社は元々1961年から「名人戦(旧名人戦)」を催していたが、契約条件が折り合わず1974年契約破棄が通告される。読売は反発し翌年に日本棋院等に対し訴訟を起こす事態となるが、その後棋院と和解し、全ての棋戦の頂点に立つ新棋戦として1976年に当棋戦を創設した。2025年時点で49期。

開催時期は毎年1月3月。挑戦手合七番勝負(二日制)で持ち時間は8時間。挑戦者は「4段階リーグ」と「挑戦者決定トーナメント」により決定される。

棋聖」は「碁聖」とほぼ同じ意味で、該当者も重複しているが、現代ではタイトル称号として独立に存在している。

歴代保持者

2025年時点、獲得順。

名誉棋聖

5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に「名誉棋聖」を名乗る権利を得る。現在の名誉棋聖資格保持者)は以下の3名。

37期(2013)

プレーオフの末、井山が高尾半目勝ち。
憧れの棋士として挙げていた張栩との番に挑み、見事4-2でタイトル奪取。
これにより6冠となった。 

38期(2014)

Aリーグ四天王山下張栩依田小林覚、さらに予選から清成・山が加わり、
ベテランいの組み合わせとなった。
Bリーグは治勲・村川大介リーグ入り。
溝上も前期リーグから残留しており、若い棋士の集まるリーグとなる

当然ながらAリーグは前期棋聖張栩に注が集まるが、まさかのリーグ陥落。
(治曰く、「張栩は井山にぶっ壊された」)衝撃を与えた。

Bリーグは治勲の残留もさる事ながら、リーグ入りしたばかりのがなんと4-1でリーグ突破という快挙。惜しくもプレーオフ山下に敗れるが、という名前囲碁ファンに知らしめた。

と、いうことで挑戦者は山下敬吾
第一局の会場はスペイン山下の下伸ばして女の子キャワイーとか前夜祭挨拶してノリノリ(週刊より)。そのまま井山に防衛された。

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関連項目

囲碁の七大タイトル
棋聖戦名人戦王座戦 - 天元戦 - 本因坊戦 - 碁聖戦 - 十段戦
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