垰瀬内(たおせない)とは、2007年11月に4b3(鹿児島2号)氏によって投稿された動画「エアーマンが垰瀬内」のタイトルに使われている架空の地名である。
垰瀬内は「エアーマンが倒せない」の「倒せない」に紋穂内、神恵内、歌志内などの~ナイというアイヌ語地名のように字を当てて作られた造語である。~ナイの地名はアイヌ語由来の地名が多い東北から北海道にかけて、特に北海道で多く見られる。
垰の字は国字であり、山の尾根の窪んだ所、つまり麓から見れば峠を指す。
など、この字を使った地名は山陽地方の広島県、山口県で多く見られる。垰、垰田、垰本などの苗字も広島県に多く分布し、主にこのあたりで多く使われている字である。
さて、ここから「垰瀬内」地名の由来を想像してみよう。
垰瀬内は山陽にある地名であるという説である。「垰」の字が山陽地方の広島県などで使われていることを考えると、自然である。
垰瀬内、つまり峠にある浅瀬の内側にある集落の意ではないかということだ。この場合、アイヌ語由来ではなくなってしまう。
垰瀬内はアイヌ語から由来する地名(北海道か東北にある地名)であるという説。
垰瀬内に語感が似ている地名がある。それは「タウシュベツ」だ。鉄道ファンには北海道遺産となっているタウシュベツ橋梁で著名な、北海道上士幌町にある地名である。「タツニ・ウシ・ベツ(白樺の多い川)」に由来しているといわれる。
タウシュベツ・・・
・・・うん。そっくりじゃないか!(自画自賛)
ここからアイデアを頂き、垰瀬内は「タツニ・ウシ・ナイ(白樺の多い川)」が訛り、
となった地名ではないかと想像できる。
しかし、待っていただきたい。
「垰」は主に山陽地方で使われている字だ。他の地域の出身者がこの字を認識しているとは考えにくい。恐らく「田押内」や「多尾瀬内」、また「タオセナイ」などの表記になることが考えられる。
つまり、この地名がもし北海道にあったならば、山陽地方の出身者が字を当てたと考えるのが自然である。
北海道へ入植するという苦難を敢えて選び、はるばるやってきた山陽出身者が新天地の地名に自身の出身地の漢字を当てる・・・。そんな場面が浮かぶ。垰瀬内とは、そんな浪漫溢れる解釈ができる魅力的な表記なのである。
こらそこ、偶然だとか言わない。
それはともかく、当記事では垰瀬内の由来の別の説を募集しております!
掲示板
1 ななしのよっしん
2013/06/06(木) 23:21:58 ID: vRX/69c9B5
三角点名だけど
・宿弗(しゅくどる、勇払郡むかわ町) ※弗(ドル):通貨単位の$、山名は「しゅった」
・尻磅沢(しりぽんとざわ、磯谷郡蘭越町) ※磅(ポンド):重さの単位
・喞内(ぽんない、増毛郡増毛町) ※喞筒:読みは「そくとう」だが「ポンプ」とも読む
と結構北海道の地名は漢字に見境がない
2 ななしのよっしん
2013/07/26(金) 07:44:35 ID: ZYZfUa5S1v
>>1
考えてみたら別にひらがな表記でも構わないはずなのに
意地でも漢字をあててやろうって気概とセンスが素晴らしいな。
なんかかわいい。
3 ななしのよっしん
2020/05/17(日) 05:30:44 ID: l4g7mc4k3G
垰瀬内についての考察
1:入植者の苗字
北海道へ入植し地名を定める際に、入植団の中心核の3人の苗字の頭文字を取った
例、垰(あくつ)、瀬名(せな)、内田(うちだ)
2:書き間違い、時代とともに変化
元々「峠瀬内(とうせない)」という漢字で表記していたものが「峠」と「垰」を間違えてしまい、以後それが普及した。もしくは「とうせない」では読みにくいので「たおせない」に読み替えようとしたところ「峠」は「たお」と読まないので、字形が似た「垰」の字を当てた
「峠瀬内(とうせない)」自体はあるとすればアイヌ語の「タウシナイ(いつもする沢)」からきているかと
以上です。
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最終更新:2024/04/20(土) 01:00
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